2018年6月21日、大阪府岸和田市で9歳の男児が亡くなる事故が発生しました。
幸福な家族に訪れた悲劇はどのようにして起こったのでしょうか。
◆大阪岸和田・手作り“だんじり”遊具事故
この事故は、6月21日午後6時ごろ、大阪府岸和田市南上町2丁目の路上で発生。
現場は、南海本線岸和田駅から南西約800メートルの住宅街でした。
自宅前で父親と遊んでいた9歳の男児が、転倒した遊具の下敷きになったものです。
◆手作り“だんじり”遊具とは
転倒した遊具とは、台車を改造した手作りの遊具でした。
遊具は台車の上に木枠や屋根を付け、ロープで引っ張る構造。
遊具の大きさは、高さ約135cm、長さ120cm、幅70cm、重さは約40kgほどありました。
岸和田といえば“だんじり”の町。
遊具の構造を見る限り、だんじりを模した遊具だったのでしょう。
◆犠牲となった9歳の男児
この事故で犠牲となったのは、9歳になる小学4年生の男児でした。
遊具が転倒して下敷きになった際、胸などを強く打ったとみられ、搬送先の病院で死亡が確認されました。
事故当時、男児は木枠から大きく身を乗り出していたということです。
◆37歳の父親
事故時に遊具を引いていたのは、37歳の父親でした。
父親は遊具も自作しており、事故の責任を感じていることでしょう。
しかし、子供が喜ぶ顔を見たくて“ミニだんじり”を作り、この日も一緒に遊んでいた父親に罪はありません。
むしろ、家でゴロゴロしてスマホばかりいじる父親にくらべ、模範的なお父さんだったというべきでしょう。
◆母親と兄弟
事故当時は9歳男児と父親意外に、きょうだい2人の計4人で遊んでいました。
男児は3人兄弟だったのですね。
突然の事故に、母親も悲しみに暮れていることでしょう。
◆まとめ
大阪のだんじりが栄えている地区では、だんじりごっこをやる子供達の姿が見受けられます。
今回の事故があった「南上町」は新興住宅地であるため、だんじりを保有していませんでしたが、
“南上町にだんじりを”
と願う有志が集まり活動を始め、平成19年より岸和田地区の曳行に参加していました。
今年も岸和田だんじり祭りは、9月に行われます。
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