2018年8月26日、札幌市の自称僧侶が、妻と子供の遺体を遺棄したとして逮捕されました。
この家族にいったい何があったのでしょうか?
◆犯人の自称僧侶
逮捕されたのは、札幌市豊平区美園5条8丁目に住む、60歳の自称僧侶の男です。
犯人である自称僧侶の男は、8月25日午後6時すぎ、近くの警察署に
“自宅に亡くなった家族がいる。罪を償うために来た”
と自首してきました。
警察が自宅を調べたところ、浴室で男女2人の遺体が見つかります。
遺体には死後、刃物のようなもので傷つけられた痕があったということで、僧侶の男は死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕されました。
◆どこの寺なのか?
自称僧侶の男は、札幌市豊平区美園5条8丁目に住んでいるということで、住職であればお寺の近隣に住んでいると思われます。
札幌市豊平区美園5条に位置するお寺は3つ。
- 豊龍寺(美園5条6丁目3−9)
- 光徳寺(美園5条1丁目1−1)
- 慈眼山三井寺(美園5条1丁目)
自宅から一番近いお寺は、豊龍寺(ほうりゅうじ)ですね。
四国八十八ヶ所、西国三十三番札所を模した灯籠方の観音像郡が安置されているお寺です。
◆58歳の妻
今回の事件で犠牲となったのは、58歳の妻と19歳の息子でした。
近くに住む78歳の女性の女性によると、住職一家は奥さんと息子の3人暮らし。
息子が小さい頃は3人でよく出かけるような仲のよい家族で、
“何日か前にも奥さんや息子と顔を合わせましたが、特に変わった様子はなかった”
と驚きを隠せません。
◆19歳の息子
犠牲となった19歳の息子は、8月24日に友達と約束があったそうです。
友人は、
“金曜日(24日)に友達の家で集まることになっていたが、来なくて。いろいろラインとか電話しても、何も反応がなかった”
と証言します。
妻と息子は24日には犠牲となっていた可能性があります。
また、息子は友人に対して、
“お父さんの挙動がおかしいというようなことを言っていた”
と話しており、事件の兆候があったことが窺えます。
◆まとめ
近所の住民によりますと、犯人の僧侶の男は
“こども110番の家として登録していたり、地域のボランティア活動にも顔を出していた”
ということです。
僧侶として地域に貢献する裏で、家族に対して何を抱えていたというのでしょうか?
真相はこれから明らかとなっていきます。
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