岩手盛岡の保育施設・食塩中毒で死亡した女児の『家族』~父・母・娘

蜉蝣WORKS

2015年に盛岡市の保育施設で保育中の女児が死亡した事件で、2017年7月11日、経営者の女が逮捕されました。

子供を預かっている間に、一体、何があったのでしょうか?

◆岩手県盛岡市の認可外保育施設

事件があったのは、岩手県盛岡市にあった認可外保育施設「スマイルキッズ」です。

「認可外保育施設」と聞くと、不法な保育施設のような印象を受けますが、そうではありません。

国や自治体が運営費を出している施設が「認可保育所」、保護者からの保育料のみで運営しているのが「認可外保育所」です。

「認可外保育所」にも保育士の人数や面積のきまりがあり、それらの基準を満たしている必要があります。

「スマイルキッズ」は、2015年7月に開所しましたが、女児が死亡した直後の8月末に閉所しています。

◆女児は食塩中毒?

この事件で犠牲となったのは、当時1歳の女の子です。

女児は2015年8月17日の10時半から、日付が変わった18日18日午前0時5分まで、保育所に預けられました。

保育所を出た後、嘔吐するなど容体が急変。

午前1時ごろに盛岡市内の病院に運ばれましたが、約3時間半後に死亡しました。

病院から岩手県警に、

食塩中毒の子どもが運ばれてきた

と通報があり、事件が発覚しています。

◆保育所経営の女

スマイルキッズでは通常、保育士数人が幼児数人を世話していました。

しかし事件当時は、33歳の経営者の女が1人で保育をし、利用者も女児1人でした。

経営者の女は、女児に食塩を混ぜた液体を飲ませたことを認めていますが、

体調を悪くさせるつもりはなかった

と、逮捕容疑(傷害致死)を否認しています。

経営者の女は保育士の資格を持っていませんが、保育士が不在の状態で子供を預かるのは違法です。

◆父親と母親

女児は、8月18日未明に父親に引き取られたそうです。

そんな時間にまで乳児を預けたことに、両親への批判も起こりそうですが、家族にはそれぞれ事情というものがあります。

8月18日は、亡くなった女の子の、ちょうど1歳の誕生日でした。

この日の夜は、誕生日ケーキを囲んで、お祝いをする予定だったんじゃないでしょうか。

娘の誕生日の夜を家族で過ごすために、父親と母親は無理をして、前日に仕事を入れていたのかもしれません。

女児の両親は11日、弁護士を通じ、以下のコメントを出しています。

私たちの最愛の娘○○は、2015年8月18日の明け方、1歳の誕生日の日に帰らぬ人となりました。その前日、市内の託児所スマイルキッズに預けた時は元気だったのに、お迎えに行ったときは無残な状態で、そのまま私たちのもとに帰ってきませんでした。岩手医大救急センターの先生からは、急性塩化ナトリウム中毒、要するに塩水を飲ませられて死亡したと聞かされました。

私たちは、この2年間、娘を失ったことの哀しみと辛さに加え、どうして娘が帰らぬ人となったのか、一体、スマイルキッズで、その日何があったのか、についても全く分からず、言葉に言い表すことができない怒りと辛さを味わってきました。

本日関係者の逮捕でようやく真実が明らかになる道が開けました。これからは司法の場であの日のことを明らかにしていただきたいと思います。もう何があっても娘は帰ってきません。でもせめて、真実が明らかになり、二度とこのようなことが起きないようにしてもらいたいと切に願っています。

◆まとめ

逮捕された女の自宅近くに住む30代女性は、

話したことがあるが普通の人で休みの日は近くを散歩していた。最近は姿を見ていなかった

と話しています。

一見普通に見える女は、保育所を経営するくらい子供が好きなはずの女は、なぜ乳児に食塩水を飲ませたのでしょうか?

女の心に巣食った悪魔は、司法の場であぶりだされていきます。

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