ゆるキャラ伝説/にせ・ふなっしーは法を犯したのか?

先日、ふなっしーの偽物がイベントに現れるという、ちょっとした騒ぎがありました
事件の舞台(?)は兵庫県高砂市で行われた「ゆるキャラ博」くまモンなどゆるキャラ47体が出演しましたが、ふなっしーは日程が合わず、欠席していたそうです。
47というのは都道府県の数ですか?
ふなっしーが参加したら、「ゆるキャラ48」とでもなっていたのでしょうか(笑)
イベントは10時からでしたが、“にせ・ふなっしー”ちょうど正午ごろ、満を持して現れました
にせ・ふなっしーを発見したのは、ステージ上の「ご当地アイドル」。
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シャイミィーという岡山のユニットだったようですね。
目指せ、あまちゃん! みたいな感じでしょうか。
にせ・ふなっしーは、イベント会場に現れるや、子供たち20~30人に取り囲まれました。
ステージではないです。ここ、ポイントですね。
ところが、にせ・ふなっしー。
ご当地アイドルに発見されると、慌てて逃げ出してしまいました。そして、警戒中だった高砂署員に取り押さえられてしまいました。
にせ・ふなっしーの正体は、20代の男性で、「母親の勧めで、自分の子供たちをよろこばせるためにふなっしーの着ぐるみを着ていた」という事です。
面白いお母さんですね!
さて、これが事件の全容です。
にせ・ふなっしーは法を犯していたのでしょうか?

著作権法違反

まず、考えられるのが著作権法違反ですが、これは親告罪です。
著作権をもつ本物のふなっしーサイドが告訴しない限り、法を犯したことにはなりません。
ふなっしーのキャラクターやこれまでの歩み、時折見せる優しさなどから考えて、告訴はあり得ないでしょう。

詐欺罪

次に考えられるのは詐欺罪でしょうか。
ふなっしーと偽って、イベント出演料を得たり、グッズを販売したりすれば、詐欺行為に当たります。
しかし、にせ・ふなっしーは、ステージ出演はしていないので、これらは当たらないでしょう。

威力業務妨害罪

あとは威力業務妨害でしょうか。
正当なイベントの進行を妨げる行為は、業務妨害に当たります。
しかし、にせ・ふなっしーがいたのは一般席です。
ステージに乱入して故意に混乱を招いたりはしていませんので、これも当たらないでしょう。
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となると、にせ・ふなっしーはなぜ取り押さえられたのでしょうか?
警察によると、著作権のことを調べるためであるとか、混乱を防ぐためであるとか、説明されていますが、それは違うと思います。
本当は、にせ・ふなっしーが逃げたからです。
怪しいやつが逃げ出したら、取り押さえるのが警察の本能なのです。

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