またも地方議員の不祥事が発覚しました。
大阪維新の会の山本景(けい)大阪府議(34)が
女子中学生にLINEで不適切なメッセージを送った
として、記者会見で謝罪しました。
◆何をやったのか?
山本景府議は平成25年10月、地元の祭りで知り合った
中学生数人にLINEの連絡先が入った名刺を配布し、
アクセスしてきた約20人の生徒と、LINEのグループで
交流を始めました。
山本景府議はその後、「旅行のお土産があるから」などと
中学生らを「お茶会」に誘いましたが、中学生はクラブ活動
などのため参加しませんでした。
さらに中学生らにLINEのグループから外されると激高し、
「おいおい、全員無視?」
「身元を特定されているのを分かっているのか」
「校長に電話する」
「ただでは済まさない」
「徹底的にやる」
など、不適切なメッセージを何度も送信したということ
です。
◆山本景(けい)大阪府議の罪と罰
騒動の舞台となった交野(かたの)市の教育委員会の
弁護士は、「ただでは済まさない」などのメッセージ
を送ったとすれば、脅迫罪に当たると指摘しています。
脅迫罪とは相手を恐れ怖がらせる犯罪で、刑法222条
により2年以下の懲役または30万円以下の罰金と
されます。
◆山本けいたん応援隊
別件で、山本景府議は平成25年の秋から冬にかけて、
下校途中の生徒に「おごったろか?」と声を掛けて
事務所に招き入れていたことも分かりました。
たこ焼きやお菓子などを提供して意見交換し、その後、
生徒らが私設ファンクラブ「山本けいたん応援隊」を
結成したということです。
一連の山本景府議の行動について、交野市教育委員会は
本人や大阪維新の会に対して抗議しています。
維新の会は、山本氏を口頭で厳重注意しました。
◆まとめ
山本氏は「自分が作ったLINEのグループを
乗っ取られた。厳しく指導するのが大人の責任だ」
などと反論していました。
しかし、大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長に
批判されると態度を一変し「大人げない文言を送り、
おわびしたい」と謝罪しました。
大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事(50)は
「大人として成長が足りない」とあきれ顔だったと
いいます。
山本景府議のもつ34歳という若さは、中学生と
遊んでいるのではなく、大阪や日本を変革する
エネルギーとして燃やしてもらいたいものです。
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