ユーイング警告文 【画像】 の罪と罰/写真付き警告文を貼り出し

滋賀県のゲームセンターで、まんだらけのネット警告に続く動きが注目されています。
◆何があったのか?
今月初旬、滋賀県野洲市のスーパー「アル・プラザ野洲」内にあるゲームセンター「ユーイング」に、市内中学校の男子生徒らが店内の機械を蹴りつけるという事案が起こりました。
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これに対し、店側は、少年たちの後ろ姿の写真を掲載した警告文を貼り出し、少年らやマナーの悪い客をけん制しました。
さらに何者かが、紙と写真を写した画像をインターネット上に投稿したため、ネットで拡散され、騒ぎが広がっています。
文面は、「2014/8/4、16時ごろ、店内の機械を蹴りつけ、警報を鳴らした少年たちへ」と題し、中学校の実名を挙げています。
「機械が一時的に停止し、機会損失、及び一部部品の交換による費用が掛かりました。すでにこの写真とカメラの映像を元に警察に届け出をしてある」などと記してあります。
さらに、生徒らの頭髪や店内でのマナーを非難し、「ふざけた頭はしっかりと丸坊主にして来るように」と謝罪を求めました。
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◆何が問題なのか?
ユーイング社幹部は、「警報が鳴ったのは事実だが、部品交換に伴う修理費用の発生はなく、被害届も提出していない」と話しています。
つまり、警告文の内容はすべてが事実ではなく、警告するために若干オーバーな表現となっているようです。
さらに、警告文を見ると「アホ面で」「自身がゴミのくせに」などと感情的な部分があり、良心ある大人が少年に注意する内容としては、若干不適切です。
◆ユーイングは謝罪の必要があるのか?
野洲市教育委員会は8月21日、市役所で経緯を説明したゲームセンター運営会社の「ユーイング」の幹部に抗議を行いました。
ユーイング社は、「張り紙に不適切な部分があり、市教委に謝罪した」としています。
しかし、ことの発端は少年たちの暴力行為であり、ユーイング社が一方的に謝る必要があるのでしょうか。
それならば、少年たちを指導する立場である中学校や教育委員会も、少年たちの暴力行為を謝罪すべきなのではないでしょうか?
◆まとめ
野洲市教委学校教育課は「インターネットでの拡散を止めることはできない。経緯を確認してしかるべき対処を検討する」としています。
弁護士に相談して、裁判など法的措置を検討するのかもしれません。
貼り紙の内容に一部不適切な部分があり、写真付き警告文を出す行為も意見が分かれるところだと思います。しかし、少年らの不法行為を店側として警告する行為は正当です。
図に乗って歯止めがきかない少年には、時には愛のムチが必要であり、ユーイング社は堂々と受けて立てばいいのです。
警告文には「ふざけた頭はしっかりと丸坊主にしてくるように」とあります。現代の大人が言いたくても言えない言葉が痛快に代弁されています。

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