田村康夫議長・松田泰典副議長【画像】の罪と罰/正副議長とも県議会に遅刻

福井県議会で、午前10時の開会に田村康夫議長、松田泰典副議長が議場に現れず、開会が40分遅れる事態がありました。

◆何があったのか?

事案があったのは9月19日のこと。
この日の県議会は、7議員の一般質問が予定されており、午前中は松田副議長が議長を務める予定でしたが遅刻し、田村議長も所用で遅れて現れました。
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(田村康夫議長)
松田副議長は午前10時25分ごろ到着し、所属する自民党県政会をはじめ各会派の控室を回りわびた後、本会議場に登壇。
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(松田泰典副議長)
冒頭で「私の責任で開始時間に大変遅れ、ご迷惑をおかけ致しました」と謝罪しました。

◆なぜ、遅刻したのか?

松田副議長は遅れた理由について「午前中が私の議長担当だということを把握していなかった。忘れ物を取りに帰り遅れた」と説明しました。
田村議長は「副議長が午前中議長を務めることは2~3日前に決まっていたが、情報伝達が悪かったのか。通常は議長室で待機しているが、今回は所用もあって…」と釈明しました。
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(左、お詫びをする松田副議長)

◆田村康夫議長・松田泰典副議長の罪と罰

議長が議会に遅刻してはいけないことは常識であり、違反したからといって法律で裁かれることはありません。
しかし、議会には通常、懲罰規定が定められており、遅刻した原因や程度、そのことが与えた影響の大きさによっては懲罰の対象となる可能性があります。
2014年3月、山形県の河北町議会では、議会に1時間遅刻した議員の態度が議会の品位を傷つけるものであったとして、2日間の出席停止の処分を出しました。

◆まとめ

松田副議長の忘れ物とは携帯電話であったということです。女子高生ではあるまいし、他議員が言っているように「お粗末の一言」です。
また、田村議長が不在となっていたのは、「所要があった」ということです。
議長が、県議会よりも大切な所要とは、一体なんだったのでしょうか?
地方議員は政務活動費の問題で注目されています。
失った信頼を取り戻すために、一層、襟を正して執務に注力して欲しいと思います。

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