◆ワンピース「サボ」の声優に決定!
人気アニメ「ワンピース」の9月28日放送分に、ルフィとエースの義兄弟、“サボ”がシリーズ初登場し、声優は古谷徹(ふるや とおる)さんが演じることに決定しました。
サボとは、主人公のルフィ、エースと幼い頃を一緒に過ごし、義兄弟の杯を交わしており、今回はその正体を明かさず「謎の男」として、ルフィが参戦している大会に現れるという設定です。
8月30日のアニメ放送15周年特別作品のラストカットで、エースと白ひげの墓前に立っている姿が放送されたことで、ファンの間では話題沸騰となっていました。
(古谷徹さん)
◆古谷徹の出演作ベスト3は?
待望のこの超重要人物の声優を務めるのは、大ベテランの古谷徹さん。原作者の尾田栄一郎さんも「サボには古谷さんしかいない」と太鼓判を押しています。
このように信頼の厚い古谷さんですが、過去にはどのような作品に出演しているのでしょうか?
古谷さんのベスト3作品を選んでみました!
≪第3位≫
■タマネギ部隊(の一人)―――パタリロ!■
マリネラ国王である主人公のパタリロを護衛し、身の回りの世話をするのがタマネギ部隊です。
部隊はマリネラ全軍から選抜されたエリート軍人によって構成されており、およそ400名が在籍。平均年齢は26歳だそうです。
部隊の全員がタマネギ型の頭とひし形の口を持ち、見た目はみな同じですが、これは変装によるものであり、素顔は全員が美少年という設定です。
この中の一人を古谷さんが演じているとは知りませんでした。かなりの驚きと、少し変わった雰囲気の作品を
入れたかったことから、3位にランクインです。
≪第2位≫
■星飛雄馬(ほし ひゅうま)―――巨人の星■
これが出世作と言っていいでしょう。
1968年放送ながら、現在でもCMなどに登場し、誰でも名前くらいは聞いたことがあるはず。
狂気じみた野球の英才教育を受け、野球と父を恨みながら育つ飛雄馬が、いつしか野球の魅力に気づき、読売巨人軍への入団を目指す、というストーリーです。
喜怒哀楽が激しく、感受性が豊かで涙もろい飛雄馬ですが、ショックなことや感動することがあると発する「うっ!」というセリフは、古谷さんにしか出せないものでしょう。
星一徹や伴宙太、花形満など、敵(?)の濃いキャラクターが並ぶ中で、若干15歳の古谷さんには正義の印象が定着し、他の作品でも基本的に正義役ばかりをこなすようになりました。
≪第1位≫
■アムロ・レイ―――機動戦士ガンダム■
星飛雄馬が出世作ならば、アムロ・レイは運命作といえます。
アムロはコンピューターや機械いじり好きの内向的な少年で、中学卒業後は無職だったといいますから、現在ではニートの部類に属します。
そんなアムロですが、偶然にも父親が開発したガンダムに乗り込み敵のモビルスーツ「ザク」を2機破壊したのをきっかけに、ガンダムのパイロットとして成長していきます。
ライバルのシャア・アズナブル同様、名セリフが多く、
『殴ったね!親父にもぶたれたことないのに!』
『父さんは人間よりモビルスーツのほうが大切なんですか!』
などは、よくパロディでも使用されています。
それまでの、いけいけタイプの主人公像を打ちこわし、どこか陰湿として、けれども人間くさいキャラクターが世の中に受け入れられたのは、古谷さんの功績以外の何物でもありません。
機動戦士ガンダムはシリーズ化し、映画やゲームなど幅広い分野で数多くの作品が生まれました。このため、ファーストから35年たった今でも、古谷さんとアムロは深い関係で結ばれています。
■まとめ
古谷さん、60歳をこえての新しい役への挑戦に「うれしさと同時に大きな責任を感じました。多くのファンの皆さんの期待に応えるよう、声優生命を賭けて全力で演じるつもりです」と謙虚に語りました。
サボの出現によってますます盛り上がりをみせる「ワンピース」から、目が離せません!
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