岐阜県警大垣署は、危険ドラッグと麻薬を所持したとして、
岐阜県の小学校教諭を逮捕しました。
◆危険ドラッグと麻薬を所持
逮捕されたのは岐阜県海津市立石津小学校の教諭(41)
と愛知県犬山市の無職の女です。教諭は「大半は私のもの
ではない」と容疑を一部否認しています。
逮捕容疑は5月11日午前0時45分~午後2時5分ごろ、
岐阜県大垣市のホテル客室内で危険ドラッグと麻薬を所持
したというものです。
2人が清算を終えても退室せず、酔っているような様子で
あったため、ホテル店長が警察に通報し、発覚しました。
署員が到着した際、2人は目がうつろな状態で、病院に搬送
されました。2人は約1年前に出会い系サイトで知り合った
ということです。
(海津市立石津小学校)
◆小学校教師の罪と罰
薬事法上の指定薬物を所持した者は、薬事法第84条により
3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金または懲役と
罰金が併科されます。
指定薬物の輸入、製造、販売などは従来から禁止されて
いましたが、脱法ドラッグを安易に入手し使用する事例が
数多く報告されたため、2014年4月より所持、使用、購入、
譲り受けについても禁止されることとなりました。
また、ジアセチルモルヒネ等以外の麻薬を所持した者は、
麻薬および向精神薬取締法第66条により、7年以下の
懲役となります。(営利目的以外)
両方の罪が成立する場合は、最も重い罪の刑の1.5倍
以内が刑の基準となります。
(大垣警察署)
◆まとめ
学校の先生というのは極めて重要な職業であり、子ども
たちは先生の言動を正しいと信じて、勉強や生活に関する
ことを学んでいきます。
その先生が明らかに法的に正しくないことをするので
あれば、子どもたちは一体何を信じれば良いのでしょうか?
教師がドラッグに手を染めるなど言語道断ですが、一方で
教育環境の複雑化やモンスターペアレントなど、教育現場
は疲弊しています。
二度とこのような事件が起きることのないよう、教育現場、
政府、国民が一丸となって、失われた学校の権威を立て直す
事が必要だと思います。
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