警視庁は、4歳の次女に虐待をしたとして、東京都足立区
在住の父親(30)を逮捕しました。
もともと父親は、男児(5)が行方不明になっている
事件で、警察から取り調べを受けています。また、児童手当
などの不正受給で公判中となっています。
◆次女に犬の首輪・顔殴る
逮捕容疑は今年3月24日、当時住んでいた足立区の自宅で、
3歳だった次女の首付近に犬用の首輪とハーネスを取り付けた
ことです。
さらに6月には、千葉県のホテルや車の中で、次女の顔を殴る
などして、左目付近に全治2週間の打撲を負わせるなどした
疑いがもたれています。
父親は調べに対し容疑を認め、「しつけのつもりだった。次女が
勝手に食べ物を口に入れようとしたので殴った」などと供述
しています。
次女は今年6月、兄弟4人とともに警察に保護されましたが、
体重は約8キロしかありませんでした。
警察は、次女に十分な食事を与えていなかった「ネグレクト
(育児放棄)」とみて、皆川被告から養育状況についてさらに
事情を聞いています。
(警視庁)
◆不明男児父親の罪と罰
父親は、傷害と暴行の疑いで逮捕されています。
次女の顔を殴ってけがを負わせた行為は傷害罪に当たり、
刑法第204条により15年以下の懲役または50万円以下の
罰金となります。
暴行罪は、暴行を加えた結果、傷害にいたらなかった場合に
成立し、刑法第208条により2年以下の懲役もしくは30万円
以下の罰金または拘留もしくは科料とされています。
(河口湖)
◆まとめ
今回は、次女に対する暴行・傷害ですが、この父親の最も重い
罪は「次男の遺体を河口湖に埋めた(本人談)」ことです。
本当であれば、刑法第190条により3年以下の懲役です。
また、埋めた経緯によっては、刑法199条により極刑もしくは
無期または5年以上の懲役です。
児童手当の不正受給で詐欺罪にも問われています。
この悪魔のような男を法律は正しく裁ききることができる
のでしょうか?
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