2014年11月13日、パチンコ店を専門に30年にわたりスリを繰り返していたとみられる男が逮捕されました。
◆パチンコ店専門スリ歴30年
窃盗の疑いで警視庁に逮捕されたのは東京・西東京市在住で無職の男(71)です。
男は10月6日、練馬区のパチンコ店で会社員の男性の上着ポケットから現金およそ3万円が入った財布を盗んだ疑いがもたれています。
男が店内で被害男性の隣に座り犯行に及んだ後、立ち上がった際に男性の財布を落とし、足で引き寄せるなど不審な動きが防犯カメラに映っていたということです。
男は「パチンコ店には行ったが、財布は盗んでいない」と容疑を否認しています。
◆パチ専のアマの罪と罰
男は、30年に渡りスリを繰り返していたと見られています。
このような行為は窃盗罪を構成し、刑法235条により10年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
スリの常習犯には、常習累犯窃盗罪というものがありますが、過去10年間に3回以上の懲役刑を受けていることが要件となっています。
もし、常習累犯窃盗罪を構成するのであれば、「10年以下の懲役」が「3年以上10年以下の懲役」へ若干重くなります。
(スリ事件現場)
◆ニックネーム
男はスリ歴が長く、2011年にも逮捕されています。捜査員からは「パチ専のアマ」と呼ばれマークされてきたようです。
ベテランのスリ師にはニックネームがあります。イタリアのローマ市内の地下鉄で活動していた日本人スリ師は
「地下鉄の忍者」と呼ばれていました。
「デパ地下のサト婆」という、スリ歴60年を超える強者もいるようです。
◆まとめ
前回の逮捕では、スリ犯特有の視線を客に送っているところを捜査員に見つかり、逮捕されました。
今回は、防犯ビデオのお手柄です。そろそろ引退の時期ではないでしょうか、アマさん?
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