2014年11月25日、北海道札幌市で、26歳の父親が生後4か月の娘の頭を殴るなどの虐待を加えたとして、逮捕されました。
◆生後4か月の娘を毎日殴る
傷害の疑いで逮捕されたのは、札幌市西区在住で無職の父親(26)です。
父親は、2014年7月から約1か月にわたって、自宅アパートで生後4か月の女児の頭や腹を殴り、脳に損傷を負わせる大ケガをさせた疑いが持たれています。
今年8月5日、女児の容体が急変し、女児が全身のひきつけを起こしたため、父親と母親が病院に連れて行ったことで虐待が発覚しました。女児は意識不明の重体です。
父親は「仕事をやめ、家にいるようになりストレス発散のためにやった。ほぼ毎日頭を殴った」と容疑を認めているということです。
◆26歳父親の罪と罰
父親は、生後4か月の娘の頭や腹を殴り、脳に損傷を負わせる大ケガをさせた疑いが持たれています。
このような行為は傷害罪を構成し、第204条により、15年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。
◆同じ種類の事件
2009年大阪で、今回とよく似た事件が発生しました。
この事件の容疑者は、当時生後3カ月の長男を激しく揺さぶるなどして虐待し、けがをさせたとして傷害罪に問われました。
判決で大阪地裁堺支部は「長男にはすでに発育障害がみられ、医師は知的障害や運動障害の後遺症が生じる恐れも指摘している」と指摘しました。
その上で「本来かばってくれるべき父親から重傷を負わされた心情はふびんというほかない」と述べ、懲役5年の求刑に対し、懲役3年、保護観察付き執行猶予4年の判決を言い渡しました。
◆まとめ
女児の母親はテレビ局の取材に応じ、「夫が叩いたところは一度も見たことがない」「虐待には気がつかなかった」と話しました。
父親は「ほぼ毎日殴った」と話しています。母親としては少し感度が低すぎるようです。
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