茨城県高萩市内の小学校の特別支援学級で、軽度の発達障害がある高学年の男子児童が、担任の教諭から繰り返し体罰を受けていたことがわかりました。
◆特別支援学級の児童に体罰し口止め
男子児童は1年生のころから、担任の40代の女性教諭にほおを平手打ちされたり、髪の毛をわしづかみにされて引っ張り回されたりするなどの体罰を受けてきたということです。
児童が登校を嫌がりだしたため、不審に思った両親が2014年6月、県教委の専用の窓口に調査を依頼し、事態が発覚しました。
学校側は11月中旬、市教委の聞き取りに「指導のなかで手足をたたいたり、口やほおを引っ張ったりしたが、体罰はしていない」とする虚偽の報告をしました。
呆れたことに、女性教諭は男子児童に「学校への文句を親に言ってはだめ」などと口止めまでしていたということです。
その後、この内容を知った両親が学校側に抗議したところ、学校側は12月上旬、体罰を加えたと認め、口止めしたことも併せて謝罪しました。
(イメージ)
◆40代女性教諭の罪
個人的に、「体罰は何でも禁止」という風潮には懐疑的です。手を出せないことを知った生徒が教師をバカにし、教育現場が崩壊する事例はたくさんあります。
しかし、これはいけません。体罰というのはあくまで生徒が悪いことをした罪に対する罰であるべきで、発達障害がある生徒に対して行うのは体罰ではなく暴力であるからです。
校長は取材に対し「たたくことなどは体罰になるという考えを持つよう教職員を指導していきたい」と話しています。
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教育長は「このようなことが起きてしまい、大変残念。学校に調査を任せっきりにしてしまい、対応が甘かった」と話しています。
この方たちに問題を解決する気持ちと能力はあるのでしょうか?
最後に、女性教諭は「髪を引っ張ったのは、(イメージとして)頭から声を出させるためだった」と説明しているそうです。
出来ることならば、この女性教諭の髪を引っ張り、頭から声が出るかどうかを試してみたいものです。
少しは自分の罪に気がついてくれるのではないでしょうか?
教師・不祥事10大ニュース2014/今、学校は大丈夫なのか?
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