コンビニ土下座事件に潜む「旧車會」とは?大阪と釧路の事件を比較!

◆コンビニ土下座第2弾発生!

2014年12月29日、北海道・釧路のセブンイレブンで、店員を脅し土下座させた男女4人が逮捕される事件が起きました。
男女4人は、店員がコーヒーの種類を間違えたと因縁をつけ、「若いやつ何十人も連れてくるわ」と脅し、約25分間正座させたうえで土下座を強要したとされています。
コンビニ土下座といえば、2014年9月に発生した、大阪府茨木市のファミリーマートでの事件が元祖ですが、この2つにはいくつかの共通点があります。
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(大阪・土下座事件)

◆大阪と釧路の事件を比較

まず、加害者はグループであることが上げられます。トラブルまたは問題行動が発生したときの加害者の人数はどちらも4人で行動しています。
次に、年代が共通しています。大阪事件の4人の平均年齢は35.0歳で、一番若いのは16歳の娘です。一方、釧路事件の4人の平均年齢は33.8歳で、一番下は21歳、残りの3人は38歳となっています。
3番目に、どちらの事件とも、背後に「旧車會」の存在が潜んでいることです。大阪事件の4人は旧車會のメンバーで当日も集会があっており、釧路事件の方は21歳の加害者女性が旧車會メンバーであることが判明しています。
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(21歳の加害者女性)

◆コンビニ土下座事件に潜む「旧車會」とは?

旧車會(きゅうしゃかい)とは、旧車と呼ばれる古いオートバイに暴走族風の改造を施し、集団走行などの暴走族と類似した行動をとるグループです。
その構成員は、少年期に暴走族をやっていた成人が主体となっており、以前は共同危険行為を行いませんでしたが、近年は粗暴化しており、成人版の暴走族と呼んで差支えない存在となっています。
似た存在に「旧車会」というものがありますが、こちらは旧車と呼ばれる自動車やオートバイをマナー良く愛好する同好会であり、人文字違うだけで両者にはかなりの相違点があります。

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◆まとめ

2つのコンビニ土下座事件の背後に、旧車會の存在があることが浮き彫りになりました。
これらは暴走族と同じく集団で行動するため、集団心理が働き、一方的に無茶な言動に走ってしまうのでしょう。
成人版暴走族である旧車會は、これまであまりクローズアップされてきませんでしたが、確かに社会を蝕みつつある存在です。
これらの事件をきっかけに、旧車會の問題点に光が当たったことは、功罪の功の部分なのかもしれません。

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