マクドナルドをはじめ、各社の食品で混入事故が相次いでいますが、千葉県市原市のスーパーでは、豚ひき肉から金属片が見つかりました。
◆豚ひき肉から金属片
混入が見つかったのは、市原市のスーパー「せんどう国分寺台店」で、2015年1月6日夜、豚ひき肉を購入した女性から「金属片が入っていた」と連絡があり、調べたところ3ミリほどの金属片が2つ見つかりました。
「せんどう」の工場では、1月5日にひき肉製造機の刃が欠けるトラブルが見つかり、商品に混入した可能性があるとして回収が進められていました。
しかし、通報があった国分寺台店など4店舗で、少なくとも33パックが誤って販売されてしまいました。
(混入したひき肉製造機の刃)
◆スーパーせんどうの2つの問題点
スーパーせんどうの対応には、以下の2点で問題があります。
まず1点目は、事前に危険を察知したにもかかわらず、金属片が混入した商品の流通を防げなかったことです。
WEBで確認したところ、22店舗のスーパーを展開しているようですが、問題がすぐさまトップに伝えられ、トップダウンで22店舗の店長に指示を出せば、30分もあれば回収に取り掛かれるレベルの問題です。
消費者の健康にかかわる問題で、トラブル情報を音速で伝達する仕組みは、事前に整えられていたのでしょうか?
◆流通が発覚した後の対応
2点目は、消費者に流通が発覚した後の対応です。
不幸にも事前情報を活かすことが出来ず、危険な食品の流通を許してしまったのならば、死力を尽くして回収に当たるべきです。
例えばホームページを見ると、「商品回収のお願い」の記載がありますが、アップされたのは「2015.01.08日Thu」となっています。
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クレジットカードでも使っていない限り消費者の特定が難しい中で、WEBサイトでの呼びかけは限られた手段の一つであったはずです。
まるで「騒ぎが大きくなったから、仕方なくアップした」と言わんばかりの対応ではないでしょうか?
さらに、お問い合わせ先は「せんどう 本部事務所 0436-42-×××× 受付時間10:00~17:30」とされています。
フリーダイヤルでもないし、受付時間が短すぎるでしょう。市役所の方がよっぽどサービスが良いです。
(商品回収のお願い)
◆まとめ
回収対象の豚ひき肉は、消費期限が今月6日のものであり、金属片はすでに誰かのお腹に入っているかもしれません。
このスーパーはマクドナルドにならって、記者会見でも開くことをお勧めします。
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