うるま市内の公立小学校に勤務する40代教諭の問題行動が明らかになりました。
生徒の顔に落書き・あだ名「宇宙人」
問題の教諭は、2014年4月から10月にかけて、児童に対し、顔に落書きをしたり、「宇宙人」というあだ名を付けて呼んだりしていました。教諭が付けたあだ名は他の児童にも広がっています。
また、児童は上履きがなくなったことがあり、問題の教諭に訴えましたが教諭は対応しなかったということです。
一連の事態について、学校は10月に児童の保護者からの連絡で把握し、保護者による要望で、児童はスクールカウンセラーによるカウンセリングを3度受けましたが、4度目以降は対応してもらえませんでした。
児童は11月中旬から、不登校の状態。教諭も直後から心身のバランスを崩したとして休職しています。
40代教諭の罪と罰
教諭の問題点は、①顔に落書きをしたこと、②不適切なあだ名をつけたこと、③いじめが疑われる出来事に対応しなかったこと、などが上げられます。
沖縄県教育委員会懲戒処分の基準をみても、生徒の顔へ落書きをしたり不適切なあだ名をつけた場合の処分基準はありません。想定外なのでしょう。
あえて言えば体罰に該当しますでしょうか、同基準によると、児童生徒に体罰等をしたものの生徒がケガをしていない場合は、戒告処分となります。
戒告とは、本人の将来を戒める旨の申し渡しをする処分であり、要するに注意されるということですが、正式な処分として退職するまで人事記録に残るそうです。
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過去の同種の事件
過去の同種の事件としては、2006年ごろ神奈川県で県立高校の男性教諭(当時47)が起こしたものがありました。
この事件で男性教諭は、顧問を務めていた運動部の男子生徒らに「オカマ」など性的な言葉によるあだ名を付けてからかったほか、生徒約20人に体罰を繰り返したということです。
男性教諭は、3カ月の停職処分となりました。
まとめ
今回の沖縄の事件で、学校長は「いじめの認識はあった」ということですが、今月21日になって保護者に対する説明会を開き謝罪しました。
また、うるま市教育委員会は今月19日になって初めて保護者と面談し、対応の遅さを認めています。
このようなお役所仕事の教育現場に、未来ある子どもたちをお任せしてもいいのでしょうか?
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