【和歌山小5男児事件】容疑者父親の職業から事件の背景を探る

和歌山県紀の川市で小学5年の男児が犠牲となった事件では、容疑者が逮捕されましたが、動機などは明らかになっていません。
徐々に明らかになってきた容疑者の素性から、事件の背景を探りたいと思います。

容疑者父親の職業

容疑者は姉が2人いる3人姉弟の末っ子で、現在は両親と3人暮らしでしたが、父親は高野山大学の教授を務めています。
高野山大学は西暦835年、空海が朝廷より真言宗後継者育成制度を認定されたことに始まり、和歌山県の高野山上に位置する仏教系の私立大学です。
容疑者の名前はテレビ等で報道されていますが、仏教を連想させる名前であり、父親は熱心な宗教家なのでしょう。
しかし、息子の名前に託した仏の教えは裏切られてしまいました。
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(イメージ)

運命の歯車

父親の職業も関係していたのか、両親はとても教育熱心でしたが、容疑者は小学校の低学年ぐらいのときはボールでよく遊んでいて、活発な子どもでした。
しかし、容疑者が高校受験に失敗した頃から運命の歯車は狂いだします。
容疑者は志望校をあきらめ県内の工業高校に進学しましたが、馴染めなかったのか中退し、このころから、ずっと家に引きこもるようになります。
いつも家にいる姿を近所の人は目撃し、「近くに友達もおらず、かわいそうだと思っていた」と話しています。

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事件の背景

成人しても容疑者は仕事をすることはなく、自宅で過ごしていました。
自宅では、竹刀か木刀を持ち1人で素振りしていたほか、月に数回、和太鼓のバチを両手に持って練習する姿も見られたということです。
そんな容疑者ですが、少ない外部との接点として、剣道教室に通っていたことが分かりました。そして何と、被害者の男児も同じ剣道教室に通っていたという情報があります。
これまで容疑者と被害者の接点は、「近所」ということ以外は謎であり、容疑者の動機が不明でしたが、これで事件につながる接点が出てきたかもしれません。

まとめ

容疑者逮捕に対する近所の人々の反応は、「いつかやるんじゃないかと思っていた」というものが多いですが、昔を知る人は「信じられない」と言っています。
生まれた時から悪人はいないということでしょう。
仏教で悪人とは「苦悩の人」を指しますが、容疑者も苦しみ悩んでいたのだと思います。しかし、だからといって無辜の少年に手をかけてよい訳がありません。
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