【和歌山小5男児事件】22歳引きこもり男の犯行動機は何だったのか?

和歌山県紀の川市で小学5年生の男児が犠牲となった事件で、逮捕された22歳の男は容疑の否定を続けています。

犯行動機は何だったのか?

容疑者の自宅で見つかった複数の血痕を鑑定した結果、そのうちの1つから、男児のDNAの型が検出されました。
容疑者は、「男の子は見たこともない」と話していますが、自宅から被害者の血痕が検出されたことで、少なくとも容疑者が現場にいたことを裏付ける証拠となっています。
本人は否定しても目撃証言や物的証拠により、容疑者が犯人であることは裏付けられていますが、犯行動機だけは証拠から推測出来ていません。
一体、容疑者と男児の間に何があったのでしょうか?可能性のある動機を探ります。
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1.剣道

被害男児は小学校2年生の時から剣道をはじめ、大人から子供まで参加する地元の剣道クラブに、兄と一緒に通っていました。
試合で負けるととても悔しがって一層練習に励み、冬の練習でも裸足になるのを嫌がらず、にこにこと笑顔を見せていたということです。
この剣道クラブには、22歳の容疑者も通っていたことが分かっています。
2人が通った時期は異なるようなので、容疑者が先に脱会していたと考えられますが、剣道を通じて何らかの接点があった可能性があります。

2.被害男児の家族

2015年1月初め、容疑者は傘を持って、被害男児の兄(中学生)を執拗に追いかけ回していたことが分かっています。
塾に向かっていた兄は、そのまま自転車に乗って逃げることができました。
さらに、2月1日には、容疑者が被害男児の家をのぞき込む行動を取っていた姿も目撃されています。
この時は、近所の人が「お前、何しとんじゃ」と注意したところ、走って逃げたということです。
これらの事から、容疑者は被害男児だけでなく、兄や家族全体を狙っており、たまたま被害男児だけが犠牲になった可能性があります。

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3.からかい

噂のレベルですが、被害男児は兄と一緒に容疑者をからかっていた、という話があります。
通常はいい大人が小中学生にからかわれても、笑ってやり過ごすか、注意して諌めるという対応をとるでしょう。
しかし、容疑者は数々の奇行が目撃される人物であり、大学教授の父親は周囲に「息子は何をしでかすか分からず、家族で見張っている」と話しています。
噂が本当ならば、容疑者はからかってはいけない人物でした。しかし、仮にそうであったとしても、被害男児に落ち度があったという事にはなりません。

まとめ

身柄を拘束されている容疑者は、出された食事は3食とも完食し、取り調べには素直に応じているということです。
一刻も早く罪を認め、被害男児と遺族に謝罪すべきです。
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