【遺体画像ドミノ】学校でイスラム国授業?愛知・栃木・三重でも

日本各地の小学校・中学校で、イスラム国の犠牲となった日本人遺体を生徒に見せる「遺体画像ドミノ」が発生しています。

愛知県の事例

2015年2月5日、愛知県名古屋市の小学校の授業で、20代の女性教諭が、湯川遥菜さんの遺体の写真などを修整することなく使っていたことがわかりました。
教諭は2月3日午後、小学校の5年生(児童35人)の授業で、「イスラム国」に殺害された湯川さんの遺体が写った静止画像を修整することなく使用しました。
社会科の授業の一環だったということで、他にも後藤健二さんが殺害された動画の中にあった後藤さんがひざまずいている静止画像も修整なしで使われました。
外部からの通報を受けて事実が発覚し、女性教諭は「命の大切さに目を向けたかった」などと話しています。体調を崩した児童はいないということです。
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栃木県の事例

2015年2月10日、栃木県さくら市立氏家中学校の50歳代の男性教諭が、授業中、後藤健二さんの遺体とみられる画像などを生徒約80人に見せていたことが分かりました。
教諭は2月2日、2~3年生の社会科の授業で、イスラム国が後藤さんを殺害したとみられる様子の画像や動画を、教室の電子黒板に映し出すなどして見せました。
動画はモザイク処理されていましたが、画像はモザイク処理されていませんでした。
教諭は「(イスラム国の)非人道的な行為や命の大切さについて、生徒たちに考えてもらいたかった」と話しているということです。

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三重県の事例

2015年2月10日、三重県大紀町立大宮中学校の50代の男性教諭が、湯川遥菜さんの遺体とみられる画像を、授業中に生徒に見せていたことが分かりました。
教諭は1月26日、1~2年生の社会科の授業で、湯川さんの遺体とみられる画像をプロジェクターを使って黒板に投影し、生徒計72人に見せました。
画像は修正されておらず、教諭は「生徒に世界で起こっている真実に目を向けさせたかった」と話しており、体調を崩した生徒はいないということです。

まとめ

下村文部科学相はこの問題に対し、「軽率だけではすまされない。発達段階に応じた指導のあり方があるわけで、教育現場で配慮がなされない事態はあるまじきこと」と述べました。
大臣が言うまでもありません。大人でも顔をそむける動画や画像を教育現場に持ち込むなど言語道断です。
命の大切さを生徒たちに教える前に、教育者としての常識を学ぶべきだと思います。

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