斉藤りえ氏「銀座の筆談ホステス」東京・北区議会選挙で政界進出

2015年2月25日、かつて「筆談ホステス」として銀座のナンバーワンを誇った斉藤りえさん(31)が、政界進出を表明しました。

斉藤りえさんの経歴

斉藤りえさんは1984年に青森県で生まれました。
生後間もなく髄膜炎の後遺症で聴力を失い、その後「青森一の不良娘」と呼ばれる時期もありましたが、洋服を万引きした洋品店で誘われたのを機に洋品店で勤めだします。
そこで接客業の楽しさを知った斉藤さんは水商売に進出し、筆談を駆使した接客で人気を集め、銀座でナンバーワンホステスの座に上り詰めました。
2009年に出版した自叙伝「筆談ホステス」はベストセラーとなり、北川景子さん主演でドラマ化され、12.2%の高視聴率をマークしました。
2010年に女児を出産しましたが結婚はしておらず、現在は東京都北区に2人で暮らしています。
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(斉藤りえ氏)

東京都北区議会選挙で政界進出

斉藤さんは自身のブログで「北区政へ挑戦することを決意いたしました」と記し、政界進出を表明しました。
2015年4月の統一地方選で東京都北区議会選挙に、「日本を元気にする会」公認候補として出馬するということです。
「日本を元気にする会」とは、タリーズコーヒージャパンの創業者である松田公太氏を中心に結成された政党で、現在、5名の国会議員が所属しています。

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政界進出する理由とは?

斉藤さんは政界に進出する理由として「障がい者の方々が眠っている能力を開花でき、もっと活躍できるように、そのサポートがしたいとずっと考えておりました」と話しています。
4年前にも声を掛けてくれた知人の議員から、再び声を掛けてもらったということなので、直接のきっかけは「日本を元気にする会」のメンバーから誘いを受けたのでしょう。
政治家として進めたい政策は「バリアフリー社会」「女性の社会進出」「少子化、育児」としており、聴覚障がい者であり、元No.1ホステスであり、現在は母となった斉藤さんの経歴が十分活かされそうです。

まとめ

東京・北区議会の議員に、現在、身体障害者はおらず、全国的にも障害者の議員は珍しい存在です。
日本中・世界中に一定数存在する障害者の方のため、斉藤りえ氏の挑戦は始まったばかりです。今後の活躍に期待しましょう!

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