2015年2月28日、香川県高松市内で小学校の現役教諭が飲酒運転とひき逃げの容疑で逮捕されました。
飲酒運転・ひき逃げ事件
ひき逃げの疑いで逮捕されたのは、高松市立牟礼北小学校に勤務する現役の男性教諭(49)です。
男性教諭は2月28日午前2時48分頃、酒を飲んだ状態で普通乗用車を運転し、信号待ちをしていたタクシーに追突した上でそのまま逃げた疑いが持たれています。
この事故で71歳の運転手は首などに2週間、乗っていた53歳の男性客も1週間のケガをした。
タクシー運転手が逃げた車のナンバーを覚えていたことから、所有者が教諭であることが分かり、自宅で逮捕されました。
調べに対し、男性教諭は「何と当たったかわからない。酒を飲んでいたので逃げた」と容疑を認めているということです。
(高松市立牟礼北小学校)
小学校男性教諭の罪と刑罰
男性教諭は、酒を飲んだ状態で普通乗用車を運転し、信号待ちをしていたタクシーに追突した上でそのまま逃げた疑いが持たれています。
アルコール等の影響により正常な運転ができない状態で自動車を運転し、人を負傷させた場合、危険運転致傷罪を構成し、自動車運転処罰法第3条により12年以下の懲役が科されます。
また、道路交通法第72条第1項前段は、「交通事故があったときは(略)直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し(略)必要な措置を講じなければならない。」と規定しています。
この義務に違反する行為はいわゆる「ひき逃げ」となり、同法第117条第2項により、10年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。
危険運転致傷罪とひき逃げによる救護義務違反は併合罪の関係にあり、長い方の10年×1.5倍=18年以内の懲役が科されることとなります。
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まとめ
高松市教育委員会は「交通法規の順守を繰り返し指導してきたがこのような事故が発生し、大変遺憾だ。さらに指導を徹底し再発防止に努めたい」と話しています。
教師とは指導をする立場だと思っていましたが、最近はそうでもないようです。それでは子どもたちは、一体誰に指導を請えば良いのでしょうか?
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コメント
飲酒運転でタクシーに追突し、2人にけがをさせたまま逃げた現役の男性教諭は「松村慎司容疑者」です。この事件現場は通勤で毎日通るので背筋が凍る思いです。飲酒運転が発生した事実を根拠に、威力業務妨害としてこの容疑者を再逮捕できないでしょうか。
コメントありがとうございます。
背筋が凍る思い、お察しいたします。
威力業務妨害の罪に問いたいくらいの被害ですよね(>_<)