2015年2月28日、沖縄県石垣市内で小学校の現役教諭が飲み会帰りに車を運転し、男性をはねた疑いで逮捕されました。
飲酒運転・交通事故
自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで逮捕されたのは、石垣市新川に住む、市立小学校の男性教諭(47)です。
男性教諭は2月28日午前2時10分ごろ、石垣市新川の市道をバンで走行中、道路脇を歩いていた市内の男性(27)をはねた疑いが持たれています。
男性教諭は、教員仲間数人と市内の飲食店で約4時間酒を飲んだ帰りでした。
被害男性は、脳出血などで意識不明の重体です。
(事故現場)
小学校男性教諭の罪と刑罰
男性教諭は、石垣市内の市道をバンで走行中、歩いていた男性(27)をはね、意識不明の重体を負わせた疑いが持たれています。
この行為は過失運転致傷罪を構成し、自動車運転死傷行為処罰法第5条により、7年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金が科されます。
さらに教諭は、教員仲間数人と市内の飲食店で約4時間酒を飲んだ帰りに車を運転しており、呼気からは基準値の約4倍のアルコールが検出されています。
この行為は酒気帯び運転となり、道路交通法第117条の2により、5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。
過失運転致傷罪と道路交通法違反(酒気帯び運転)は併合罪の関係にあると考えられ、長い方の7年×1.5倍=10.5年以内の懲役が科されることとなります。
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まとめ
石垣市教育委員会は会見で「学校教育への信頼を著しく失墜させる」行為だと述べ、謝罪しました。
現役教師の飲酒運転による事件・事故は本日だけで2件目です。
(もう1つの事件)
香川・高松 小学校男性教諭(49)の罪と刑罰/飲酒運転・ひき逃げ
あきらかに異常事態です。文部科学省や教育委員会には徹底的な調査と抜本的な対策が求められます。
今回の事件では「教員仲間数人と酒を飲んだ帰り」とありますが、他の教員は車の運転はしなかったのでしょうか?
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コメント
本土出身の石垣島在住者です。石垣島の島民の飲酒運転に関する意識は非常に弱いといつも感じています。職場の50代女性事務員にも再三注意していますが、飲んだ後は必ず飲酒運転で帰ります。会社の飲み会がほとんどですので、会社側も黙認といった感じでしょうか。私はこのような事が原因で会社に対する不信感から先日退職しました。
地域の特性というものはありあすが、やはり飲酒運転は是認されるべきではありません。