川崎市の河川敷で中1の男子生徒が犠牲となった事件で、主犯格と見られる18歳少年は、事件への関与の否定を続けています。
事件に関与したと見られる証拠や証言は十分揃っているような気がしますが、それでもなお否定を続けるのはなぜでしょうか?
18歳少年にとって状況は不利ですが、あえて、冤罪である可能性を探ってみます。
1.父親のコメント
18歳少年の父親は、「犯人には事件相応の罪を受けてほしいと思っております。これを前提に、息子は(男子生徒が犠牲となった事とは)無関係です」とコメントしています。
これに対し「親として、妄信的に子どもを信じている」「弁護士の入れ知恵だろう」という意見が大勢ですが、それにしてもこのタイミングでこのコメントは異様です。
取材攻勢を避けるためコメントを出した、と見ることは出来ますが、この内容でなくても良かったのではないでしょうか。
真相は分かりませんが、父親が何かを知っている可能性があります。
2.アリバイ
18歳少年は、事件があった2月20日の午前2時ごろは「家にいた」と話しています。
少年の逮捕前に父親から依頼を受けた弁護士によると、父親も少年は同時刻に家にいたと説明しているということです。
しかし、共犯と見られる17歳少年は「現場に向かったのは18歳と17歳の(もう1人の)少年、被害生徒の3人」と供述しています。
アリバイが揺らいではいますが、17歳少年のいう事が正しいとも現時点では言い切れず、18歳少年は本当に家にいた可能性も残されています。
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3.未解明の部分
18歳少年は「今は話さない」と供述しています。
きっぱりと否定するでもなく、完全に黙秘をしている訳でもなく、濁すような供述に終始しているようです。
そもそも、この事件では、被害者の服を燃やした割にはパーカーが放置されていたり、事件後の加害少年らの足取りが分からなかったり、未解明な部分が多く残されています。
何か、我々が描く事件の構図を完全に覆すような、重大な事実が潜んでいるというのでしょうか?
まとめ
以上、あえて冤罪である可能性を探ってみましたが、やはり18歳少年にとって不利な状況は変わらないでしょう。
もし、何か重要な事実を握っているのだとしたら、早く警察に話すべきです。
誰が真犯人であっても、事件を早期に解明することのみが、被害生徒に対するせめてもの慰めとなるであろうと思うからです。
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