2015年3月18日、チュニジアで武装グループが外国人観光客らを襲撃した事件で、日本人5人が犠牲となった可能性が浮上しました。
チュニジア博物館襲撃
この事件は、北アフリカのチュニジアで、イスラム系と見られる武装グループが、外国人観光客を人質にバルドー博物館に立てこもったものです。
チュニジアの治安部隊が救出作戦を実行しましたが、この際、少なくとも19人の外国人観光客らが犠牲となり、日本人5人が含まれているということです。
武装グループのうち2人は射殺、1人は逮捕されましたが、集団の一部は依然、逃走を続けています。
日本人5名死亡?
この事件で、現時点で判明している被害状況は以下の通りです。
◆犠牲者…19人
・うち、日本人5人、イタリア人4人、コロンビア人2人、オーストラリア人、フランス人、ポーランド人、スペイン人、不明(ドイツ?)2人、チュニジア人治安部隊2人
◆負傷者…42人
・うち、日本人の男性1人が足に重傷を負い入院中
・うち、日本人女性1人が軽いけがをして、手当てを受けた
・上記以外に2人の日本人が負傷
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イスラム国犯行か?
武装グループの素性は依然として不明ですが、外国人が集まる場所を狙う手法などからイスラム過激派の可能性があります。
また、欧州連合(EU)の高官は声明で、今回のテロはイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の犯行だと指摘しました。
アメリカのアーネスト大統領報道官も声明を出し、「このテロ攻撃を最も強い言葉で非難する」と表明しています。
まとめ
当初の報道では、日本人に犠牲者は含まれないという事でしたが、一転して最悪の事態となる可能性が浮上してきました。
日本人負傷者も当初の2人から4人へと増加しており、情報が錯そうしています。
事態が整理されるまで、犠牲者や負傷者の状況は流動的であり、さらなる続報に注目したいと思います。
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