2015年3月20日、さいたま市内で祖母が孫を刺殺した事件で、新しい情報が入ってきました。
◆被害男児に複数の傷
この事件は、3月20日の午後、さいたま市内のマンションで、65歳の祖母が孫で1歳3ヶ月の男児の腹を包丁で刺して死亡させたものです。
警察によりますと、被害男児には、腹以外にも複数の新しい傷が確認されたことが分かりました。
そうなると、日常的な虐待が疑われますが、発見された傷は事件の時にできたものと見られ、日常的な虐待の痕はないということです。
これらを総合すると、日常的な虐待はないものの、事件の時には致命傷以外に複数の傷を負わせたことになります。
衝動的に暴行が行われたのでしょうか?祖母の人物像と合わず、疑問が残ります。
◆祖母の異変
容疑者である祖母は、夫、被害男児、男児の母親である長女と4人で暮らしていました。
仕事などで外出しがちな母親に代わって、男児の面倒を見ることが多く、かわいがっている様子だったということです。
しかし、近所の人は最近、異変を感じており、「疲れた顔っていうか。(通常じゃないなっていう)気がしましたね」などと話しています。
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◆切羽詰まる祖母
さらに、犯行直前とみられる20日午前中、容疑者祖母が慌てた様子で自転車で出かけるのを、近所の人が目撃しています。
同じマンションの住人は「きのうは、本当に、切羽詰まった顔してましたね。どんどんどんってね、(音が)聞こえましたね」と証言しています。
犯行時間は午後2時~4時の間と見られていますが、その前の午前中に、既に異変が起こっていたことになります。
午前中に一体何が起こっていたのでしょうか?どうも、この事件にはまだ裏がありそうな気がします。
◆まとめ
被害男児と30代の母親は、子育てを手伝ってもらうために実家である祖母宅に身を寄せていました。
しかし、家族の知人によりますと、被害男児の母親は数日前から男児を近所の保育園に預けていて、来月から仕事に復帰する予定だったということです。
容疑者祖母も仕事を持っていたという情報があります。数日前から祖母と男児と母親の間に、一体、何が起きていたのでしょうか?
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