2015年3月24日にドイツ旅客機が墜落してから2日が経過し、ブラックボックスの解析が始められています。
事故はなぜ起きてしまったのでしょうか?現在判明している情報を整理していきます。
テロか?
先日はチュニジアで博物館が襲撃され、日本人を含む21人が犠牲となる事件が発生したばかりです。
今回も真っ先に疑われるのはテロの可能性ですが、米国家安全保障会議のミーハン報道官は、テロ攻撃を受けた兆候は確認できないとの認識を示しています。
また、フランスのバルス首相も、「空中で爆発した痕跡がない」と話しており、フランス政府としてテロの可能性は低いと見ています。
(バルス首相)
気候の影響か?
日本気象協会によりますと、事故が起こった4時間前のフランス南部の気候は、地中海やイベリア半島付近にある低気圧の影響で、南から雨雲が流れ込み始めていたということです。
このため、フランス南部の山岳地帯などでは大気の状態が不安定になっており、航空機の運行に影響を与えた可能性があります。
しかし、国際機関が航空関係者向けに発表している予報では、事故の時間帯にフランス南部で、強い乱気流や積乱雲の発生は予想されていなかったという情報もあります。
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パイロットが締め出し?
新しい情報として、事故当時、パイロットの1人がコックピットから締め出されていた可能性が報道されました。
事故機から回収されたボイスレコーダーを解析した担当者が、「操縦室の外にいた男性が最初、ドアを軽く叩く音が聞こえた」と話しているということです。
さらに、「その後、男性は強くノックしたが、応答は一度もなかった」「その男性がドアを壊そうとする音も聞こえた」とも証言しています。
真実であれば、パイロットの1人は墜落前に何らかの原因で戻れなり、墜落時にはもう1人のパイロットだけで操縦していたことになります。
まとめ
謎は深まります。
墜落時に1人で操縦したパイロットは、故意に同僚を締め出したのでしょうか?仮にそうであれば、目的は何だったのでしょうか?
一度は消えたはずのテロの可能性が、不気味な声を上げて復活する音が、聞こえる気がします。
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