山口博史《画像》市議の罪と罰【埼玉・蓮田】職員に土下座強要?

2015年3月27日、埼玉県蓮田市の市議会議員が、職員に土下座を強要していたことが分かりました。

職員に土下座強要?

土下座を強要していたのは、埼玉県蓮田市の山口博史市議(58)です。
山口市議は2014年12月16日、ごみ処理施設である蓮田白岡環境センターを訪れた際、職員を土下座させ、ごみ袋を押しつけて「処分しろ」と言ったとされています。
山口市議は、事前に電話でごみ処理の相談をした際に、「職員の対応が悪い」と腹を立てていたということです。
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(山口博史 市議・画像)

事実を認める

蓮田白岡環境センターは蓮田市と白岡市が共同組合方式で運営しており、3月27日に開かれた組合の定例議会で、中野和信・蓮田市長らが経緯を説明しました。
山口市議は事実を認め、すでに職員や中野市長らに謝罪し、持ち込んだごみの手数料150円は 3月になって支払われたということです。
また、山口市議は協同組合の副議長を務めており、責任を取って副議長に関する辞職願を提出しましたが、蓮田市議は続ける意向です。

山口博史 市議の罪と罰

山口市議は、ごみ処理施設の職員を土下座させ、ごみ袋を押しつけて「処分しろ」と言ったとされています。
相手を脅迫し義務のないことを行わせる行為は、刑法第223条の「強要罪」を構成し、3年以下の懲役が科せられます。
また、ごみの手数料はその場で支払われていません。
人を恐喝して財産上不法の利益を得る行為は、刑法249条第2項の「利益恐喝罪」を構成し、10年以下の懲役が科せられます。

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過去の類似した事件

過去の類似した事件として記憶に新しいのが、2014年に大阪・茨木で発生した「コンビニ土下座事件」です。
この事件は、飲食店従業員の女ら4人がコンビニでクレームをつけた挙句、土下座を強要し、商品のたばこを脅し取ったとして恐喝罪に問われました。
大阪地裁は公判で「執拗な脅迫は悪質だが、被害者と示談している」として、被疑者の成人3名に対し、懲役2年・執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡しました。
土下座の様子を動画撮影し、インターネットサイトに投稿した未成年の少女は、中等少年院に送致されました。

まとめ

山口市議はメディアの取材に対し、「土下座させたことは事実」と認め、過去に別の職員にも土下座させたことを明らかにしたそうです。
地方議員の劣化が指摘されて久しいですが、「国民のレベル以上の政治家は生まれない」とも言います。
政治家を批判することは簡単ですが、選んでいるのは結局私達であることを再度認識して、近く行われる統一地方選は真剣に考えようではありませんか?
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コメント

  1. 匿名 より:

  2. トンボ より:

    過去に別の職員にも土下座させた経緯など、記者会見で明らかにしてほしいですね。

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