埼玉県蓮田市の市議会議員が、職員に土下座をさせた事件の波紋が広がっています。市議は当日なぜ、蓮田白岡環境センターを訪れたのでしょうか?
◆蓮田市議・土下座事件
この事件は、2014年12月、蓮田白岡環境センターにごみを持ち込んだ58歳の市議会議員が、職員の電話の態度が悪かったとして、土下座を強要したものです。
持ち込まれたごみは、袋の中に選挙ビラのようなA4用紙が30枚程度入れられており、市議はごみをそのまま置いていってしまいました。
土下座を強要したこと、ごみを放置していったことも問題ですが、そもそも市議はなぜ、蓮田白岡環境センターを訪れたのでしょうか?
※イメージ画像
◆A4用紙30枚程度
事務局の説明によると、12月16日午後1時半ごろ、問題の市議から蓮田白岡環境センターに事務局長らの在席確認の後、「ごみを持ち込みたい」と電話があっています。
通常、ごみ処理施設にごみを持ち込むケースは、引っ越しなどでごみが大量に発生したケースなどであり、A4用紙30枚程度を持ち込む人はいません。
蓮田市役所から蓮田白岡環境センターまでは、直線距離で5㎞ほどであり、遠くはありませんが、A4用紙のごみを出しに行く距離ではありません。
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◆環境センターを訪れた真の目的は?
ポイントは、ごみを持ち込む前に蓮田白岡環境センターの事務局長らの在席確認をしていることだと思います。
さらに、A4用紙30枚程度は「選挙ビラのような」ものだったと報じられており、2015年4月26日の統一地方選挙では、蓮田市の市議会議員選挙も行われます。
以上から想像するに、問題の市議が環境センターを訪れた真の目的は選挙運動であり、刷り上がったチラシを持って、事務局等に選挙協力を要請する事だったのではないでしょうか?
◆まとめ
地方公務員の選挙運動は、する事もさせる事も、地方公務員法第36条で禁止されており、仮に事実であるとすれば新たな問題となるでしょう。
議員には、記者会見での釈明が求められているようです。
男性職員に「このような謝り方は謝りではない」と言い放った立場として、本当の謝り方というものを見せてもらいましょう。
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