2015年3月30日未明、広島県福山市で2歳の男の子がひき逃げされる事件が起こりました。
2歳の男の子がひき逃げ
3月30日午前2時15分ごろ、広島県福山市南町の市道で、「男の子が車にはねられ意識がない」と119番がありました。
はねられたのは、母親と一緒に歩いていた近くに住む2歳の男児で、病院に搬送されましたが、頭蓋骨骨折などで死亡しました。
はねた車はそのまま走り去った、広島県警福山東署はひき逃げ事件として、車の行方を追っています。
（広島県警・福山東警察署）
ひき逃げ犯人の罪と刑罰は？
車を運転していた人物は、男児をはねて死亡させました。
自動車運転上必要な注意を怠り人を死傷させる行為は、自動車運転死傷行為処罰法第5条の過失運転致死罪を構成し、7年以下の懲役または禁固、もしくは100万円以内の罰金が科せられます。
また、運転者は事故を起こしたにも関わらず、直ちに運転を停止せず、男児の救護義務も怠っています。
この行為はいわゆる「ひき逃げ」に該当し、人身事故が「人の死傷が当該運転者の運転に起因する」ものである場合は道路交通法第117条第2項により10年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科せられます。
過失運転致死罪とひき逃げ罪は、一般に併合罪の関係にあり、長い方の10年×1.5倍＝15年以内の懲役となります。
この他に、違反点数による免許取り消しなどの行政処分が行われます。
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まとめ
事故が起きたのは午前2時過ぎであり、現場は福山の歓楽街の近くでもあるため、2歳の男の子を連れていた母親に批判が起こりそうです。
しかし、人にはそれぞれ事情というものがあり、ましてや事件の被害者である親子を非難することは筋違いというものでしょう。
非難されるのは、現在も逃走している犯人だけで十分です。
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