日本人初の9秒台へと期待がかかる桐生祥秀選手が、新しい快挙を成し遂げました。
追い風参考9秒87
2015年3月28日、東洋大の桐生祥秀選手（19）が、米テキサス州での競技会で男子100mに出場し、9秒87の快記録を出しました。
レース時、3.3メートルの追い風であったことから参考記録となりましたが、電気計時で日本勢の9秒台は初の快挙です。
桐生選手は、「びっくりした。参考記録でも９秒台を体感できた。帰ったら9秒台を期待されると思うので、しっかり走りたい」と語っています。
公認条件でも9秒台！
陸上競技の記録を分析する専門家によると、桐生選手の記録は、公認上限の追い風2.0メートルなら9秒96に相当すると分析しています。
また、仮に追い風1.5メートルでも9秒99という計算になり、当日の天候次第では十分に公認記録の9秒台を出していたことになります。
当日の天候は、桐生選手または日本国民にとってアンラッキーだったと言うべきでしょうか？
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次の大会は？
いや、舞台は整ったというべきでしょう。
桐生選手は、京都・洛南高3年だった2013年4月の織田記念（広島）で日本歴代2位となる10秒01をマークしています。
そして桐生選手、2015年の次戦は、4月18日・19日に行われる、まさにその織田記念を戦うのです。
2年前に桐生祥秀の名を全国に知らしめた同大会は、その2年後、桐生祥秀の名を世界に轟かせる大会となるかもしれません。
まとめ
現在、日本記録の10秒00を持つ伊東浩司さんは次のように語り、大記録の誕生を予想しています。
「素晴らしいの一言。追い風でも９秒８台はとてつもない。期待されている局面はあっさり訪れるのでは？」
伊東さんの予言通り、9秒台の達成はあるのでしょうか？陸上界のみならず、桐生選手に熱い視線が注がれています。
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