2015年4月15日、福島県いわき市で、同居する少年の遺体を山中に捨てた男が逮捕されました。
◆19歳少年の遺体を山中に捨てる
死体遺棄容疑で逮捕されたのは、福島県いわき市に住む32歳の男です。
男は2013年12月、当時同居していた19歳の少年とみられる遺体を、いわき市の山中に捨てた疑いが持たれています。
2015年1月、少年の父親から、少年の行方不明の届け出が出され、男に話を聞いたところ「少年の遺体を山に捨てた」と話したことから、事件が明るみに出ました。
少年の遺体は2015年4月14日、供述通り山中から発見され、警察は、殺人容疑での立件も視野に、捜査を進めることにしています。
（福島県警いわき中央警察署）
◆32歳同居男の罪と罰
32歳の男には、同居していた19歳少年の遺体を山中に捨てた疑いが持たれ、本人も認めています。
人間の遺体を、葬儀をするなどの社会通念や法規に沿わない状態で放置する行為は、刑法第190条の死体遺棄罪を構成し、3年以下の懲役が科せられます。
また、警察は、殺人容疑での立件も視野に捜査を進めています。
人の生命を奪う行為は、刑法第199条の殺人罪を構成し、死刑または無期もしくは5年以上（20年以下）の懲役が科せられます。
死体遺棄罪と殺人罪は一般に併合罪の関係（両方成立する）にあり、法定刑は長い方の懲役刑が1.5倍されることとなります。
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◆現時点での謎
現時点では謎が多い事件です。
なぜ、少年と男は同居していたのでしょうか？考えられるのは、親戚関係にあったか、または恋愛関係にでもあったのでしょうか。
また、2013年12月に遺棄されてから、行方不明届が出されるまで、1年以上の時間が経過しています。少年と家族の関係はどのようなものだったのでしょうか？
そして、最大の謎は、なぜ少年が生命を絶たれたのか？ということです。
同居していた32歳の男の口から、どのような供述がでてくるのでしょうか？
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