【鳥取・倉吉】乳児虐待父親の犯人像・事件はなぜ起こったのか?

2015年5月6日に発生した、鳥取・倉吉市の乳児虐待死事件は、詳細が徐々に明らかになってきました。事件はなぜ起きてしまったのでしょうか?

◆鳥取・倉吉乳児虐待死事件

この事件は、5月6日午前7時半頃から午後1時10分頃の間に、21歳の父親が生後4ヶ月の長女の腹部を殴打するなどして、死亡させたものです。 
父親から「娘がミルクを詰まらせて、ぐったりして意識がない」と通報があり、救急隊が到着すると既に心肺停止状態でしたが、不審に思った消防が警察に通報して事件が発覚しました。
父親は長女と妻(19)、妻の姉の4人暮らしでしたが、事件当時、妻は勤務先のスーパーに出勤し、妻の姉は外泊していたという事です。

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◆乳児虐待父親の犯人像

今回の事件の犯人とされる21歳の父親は、どのような人物だったのでしょうか。
父親は警察の取り調べに対し「泣きやまないので、いらいらして殴った。死ぬぐらいの勢いで殴った」と供述しており、短気な性格が伺えます。
一方で、事件の3日前には、一家で妻の祖母の家に訪れており、その際、父親は長女をあやすなど、平穏な姿が、近所の人に目撃されています。
しかし、約1ヶ月前には自宅の敷地に入った近所の子を叱り、男の子の胸ぐらを掴み、「親呼んでこい」と凄んでおり、近所からは「怖い」と思われていたそうです。
普段は平穏な感情を持ちつつ、突然キレるという、起伏が激しい人物像が浮かび上がります。

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◆虐待はなぜ起こったのか?

鳥取県警や倉吉児童相談所によると、事件以前、この家庭について虐待やドメスティックバイオレンス(DV)などの相談や通報はなく、突発的な犯行の可能性を示唆しています。
しかし、被害女児の腹や胸、背中などにはあざがあり、右側頭部と肋骨は骨折しており、日常的に暴行を受けていた可能性もあるとみられています。
事件時は妻と姉は不在にしていましたが、普段は同居していたにも関わらず、なぜ、日常的に虐待が可能だったのでしょうか?
あくまで、日常的に虐待が行われていた事が前提の推論ですが、日常虐待を可能としたと考えられるケースは2つ。
よほど巧妙に虐待を行っていたか、または妻と姉も虐待の事実を知っていたか、どちらかです。

◆まとめ~倉吉乳児虐待事件~

今回の事件で犠牲となった女児の名前は「夢希(むぎ)ちゃん)でした。
生まれたばかりの娘の名に、親が託した「夢と希望」の文字は、親の自らの手により奪われてしまいました。
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