2015年5月14日、国会議事堂近くでドローンを飛ばそうとした少年が、厳重注意を受けました。
◆ドローン少年再び参上!
厳重注意を受けたのは、横浜市に住む15歳の少年です。
少年は、5月14日正午過ぎ、東京・千代田区の国会議事堂近くで、インターネットで中継しながらドローンを飛ばそうとしているところを、警戒中の警察官に見つかりました。
少年は5月9日、長野県の善光寺で、御開帳の大法要が行われている最中にドローンを落下させ、警察から指導を受けた少年と同一人物とみられています。
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◆ドローン少年の罪と罰
少年は、国会議事堂の近くで、インターネットで中継しながらドローンを飛ばそうとしているところを、警察官に見つかり未遂に終わりました。
航空法第99条の2は、航空機の飛行に影響を及ぼすおそれのある行為を禁じていますが、地表から250m未満の空域であれば、概ねこの規制に該当する事はありません。
ドローンを飛ばしたのが公園内であれば、「公園の管理に支障がある行為」に該当するため、条例で禁止することができますが、国会議事堂周辺のドローン規制については曖昧な状態となっています。
このため警察も逮捕などはできず、「落ちて人が怪我したら危ないから協力して欲しい」と、あくまで協力を求めるスタンスで話をしているようです。
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◆ドローン新法
とはいえ、首相官邸や国会議事堂などの重要施設にドローンが飛来するのを、ただ指をくわえて見ている訳にはいきません。
自民党は、首相官邸など国の重要施設の上空を、飛行禁止区域とする法案を準備しており、違反者には1年以下の懲役か50万円以下の罰金を科す予定となっています。
しかし、この法案が正式に法律となっても、「法の不遡及の原則」により過去の事件には当てはめられないため、この法律で少年などが罰せられることはありません。
◆なぜ?~ドローン少年の目的とは~
それにしても、ドローン少年の目的は、一体何だったのでしょうか?
少年は「目的は言いたくない」と話していますが、ノートパソコンを持っており、ドローンで撮影した映像を、動画サイトで生中継するのが目的だったとみています。
「二度やることは三度やる」のでしょう。目立ちたいのであれば、次は都構想で全国から注目を集める大阪なんか狙い目ではないでしょうか?
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