全国の寺社施設に油がまかれるなどの被害が連続的に起こった事件は、千葉県警が容疑者を特定し、新たな局面を迎えました。
今回は、被害にあった全国の寺社を県別にまとめ、被害の大きさを振り返りたいと思います。
◆奈良県
奈良県が、被害の施設数で断トツの1位となりました。奈良県警は立件作業が大変だと思います。
長谷寺の本堂(国宝)・・・4月4日
岡寺・・・4月4日
橘寺・・・4月6日、4月13日
飛鳥寺・・・4月6日
飛鳥坐神社・・・4月7日
金峯山寺の本堂(国宝)・・・4月8日
東南院・・・ 4月8日
久米寺・・・4月8日
橿原神宮・・・4月9日
安倍文殊院・・・4月9日
東大寺南大門(国宝)・・・4月10日
大仏殿(国宝)・・・4月10日
談山神社・・・4月10日
信貴山朝護孫子寺・・・4月10日
狸谷山不動院・・・4月10日
松尾寺の本堂(重要文化財)・・・4月10日
春日大社の南門(重要文化財)・・・4月11日
唐招提寺の金堂(国宝)・・・4月11日
普門院・・・4月11日
薬師寺孫太郎稲荷神社の社殿・・・4月13日
以上、20施設
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◆山形県
被害は西日本が中心ですが、東北で唯一、山形県が入り、しかも県別で2番目の被害となりました。
善宝寺(本堂など8か所)・・・4月28日
出羽三山神社の東照社・・・4月29日
羽黒山五重塔(国宝)など11施設・・・4月29日
若松寺の観音堂(重要文化財)・・・4月29日
立石寺の7つの建物・・・4月30日
慈恩寺で本堂など5か所・・・5月1日
以上、6施設
◆京都府
寺社・仏閣の数では日本を代表する地域であり、被害の数も拡大してしまいました。
西芳寺で、阿弥陀如来像1体がなくなる・・・4月4日
二条城(国宝・二の丸御殿)・・・4月7日
東寺(国宝の御影堂・重要文化財の灌頂院東門)・・・4月9日、4月12日
八坂神社・・・4月12日
清水寺の本堂(国宝)・・・4月27日
以上、5施設
以下、県別に被害施設を列挙していきます。
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◆東京都
心光院の表門(登録有形文化財)・・・5月8日
円福寺にある仁王立像の頭部・・・5月10日
天祖神社で、石碑に白いスプレー・・・5月10日
東京都八王子市の神社・・・5月13日
光明寺の納骨堂・・・5月18日
以上、5施設
◆兵庫県
伊弉諾神宮・・・4月12日、4月15日
圓教寺仁王門(兵庫県指定文化財)・・・4月14日
保久良神社・・・4月15日
以上、3施設
◆茨城県
鹿島神宮・・・4月9日
◆千葉県
香取神宮・・・4月9日
◆香川県
金刀比羅宮・・・4月9日、4月12日
◆静岡県
三嶋大社(重要文化財)本殿・・・4月10日
◆滋賀県
都久夫須麻神社の国宝本殿・・・4月14日
◆新潟県
弥彦神社(国の登録有形文化財)拝殿など7カ所・・・4月15日
◆福井県
曹洞宗大本山永平寺にて宝物殿「瑠璃聖宝閣」の木製扉・・・4月16日
◆和歌山県
粉河稲荷神社・・・4月20日
◆福岡県
警固神社で、キツネの石像全4体が壊された・・・4月25日
◆大分県
宇佐神宮の境内にある亀山神社・・・4月26日
◆神奈川県
江島神社・・・4月29日
◆群馬県
尾曳稲荷神社の社殿の柱や横板・・・5月8日
◆まとめ〜寺社に油事件の被害施設〜
以上の集計で、17都府県の51施設が被害にあった事になります。
なかには、一連の事件との関係が疑わしいものもあり、数える基準によって件数は増減しますが、それでも事件史上、まれに見る被害であることは間違いありません。
まさに、神をも恐れぬ行為。犯人に対し、どのような天誅が下るのでしょうか?
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