2015年6月8日、東京都豊島区で22歳女性を一週間マンションに監禁した男が逮捕されました。
◆東京豊島・22歳女性監禁事件
監禁の疑いで警視庁目白署に逮捕されたのは、東京都豊島区に住む職業不詳の43歳の男です。
男は、6月1日から8日までの間、自宅マンションで、22歳の知人女性の腕を縛るなどして監禁した疑いが持たれています。
女性は6月1日の夜に男と会い、その後マンションに連れ込まれましたが、6月6日、友人にLINEで「閉じこめられたかも」とメッセージを送ったため、家族が捜索願を出していました。
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◆女性を1週間マンションに監禁した男の罪と罰
男は、6月1日から8日までの間、自宅マンションで、22歳の知人女性の腕を縛るなどして監禁した疑いが持たれています。
不法に人を監禁する行為は、刑法第220条の「監禁罪」を構成し、法定刑は3ヶ月以上7年以下の懲役が科せられます。
また、わいせつ等の目的で他人を自己の支配下に置く行為は、刑法第225条の「営利目的等略取罪」を構成し、法定刑は1年以上10年以下の懲役が科されます。
「監禁」と「営利目的等略取」の2つの罪は、観念的競合の関係に立つとされており、より刑が重い方の「営利目的等略取罪」により処断されます。
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◆過去の類似事件の判決
過去の類似事件としては、2014年に札幌で発生した、女児誘拐・監禁事件が上げられます。
この事件で27歳の無職の男は、小学3年生の女児(いずれも当時)を自宅に6日間監禁し、監禁致傷などの罪に問われました。
札幌地裁は公判で、「警察官を装って声をかけるなどの手口は巧妙で、子どもを支配下において生活を共にさせたいとの動機も非常に身勝手」と男を非難しました。
判決は、懲役12年の求刑に対し、懲役7年の実刑判決が言い渡されました。
◆まとめ~東京豊島・22歳女性監禁事件~
今回の東京・豊島の事件で、女性は、両手両足を縛られ、クローゼット内のポールと手をワイヤでつながれ、衣服を身に着けていない状態で発見されました。
まるで犯罪映画のワンシーンを見るかのような光景であり、女性の恐怖は察するに余りありません。
それにしても、監禁の末に男が見据えたものは何だったのか?
子供の様に飽きたオモチャはゴミ箱に処分するつもりだったのでしょうか?
それとも女性と心を通じ合わせ、共に幸福な生活を送りたかったのでしょうか?
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