茨城・八千代町の町長が、50代の女性から告訴され、波紋を呼んでいます。
◆歌謡ショーで女性の胸掴む
強制わいせつ容疑で告訴されたのは、茨城県八千代町の大久保司町長(77)です。
大久保町長は、2014年8月、町内の温泉施設の大広間で開かれた歌謡ショーに出席した際、客席の50代の女性の隣に座り、胸を服の上から強くつかんだとされています。
この女性とショーの主催者は、2015年2月、強制わいせつ容疑で、告訴・告発状を茨木県警に提出しました。
大久保司町長は、6月13日に会見を開き、告訴された件について、「事実無根であり、誠に遺憾だ」と述べ、強く否定しました。
(大久保司町長・画像)
◆大久保司町長の罪と罰
大久保町長は、50代の女性の胸を服の上から強くつかんだとされています。
13歳以上の男女に対し、暴行または脅迫を用いてわいせつな行為をする行為は、刑法第176条の「強制わいせつ罪」を構成し、法定刑は6ヶ月以上10年以下の懲役となります。
告訴・告発とは、警察などに対して犯罪を申告し処罰を求める意思表示であり、犯罪被害者が申告する場合を「告訴」、被害者でない第三者が申告する場合を「告発」といいます。
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◆過去の強制わいせつ事件の判決
過去の類似した事件としては、2012年に滋賀県で発生した強制わいせつ事件が上げられます。
この事件で40代の滋賀県大津市職員は、同僚女性の自宅で無理やり胸を触ったなどとして強制わいせつ罪に問われました。
大津地裁は公判で「女性はそれまでに、男性が『同意があった』と信じても仕方のない言動を取った」と指摘しました。
判決は、「女性の証言は触られた部位に変遷があるなど信用性が低い」として、懲役1年6ヶ月の求刑に対し、無罪を言い渡しました。
◆まとめ~歌謡ショー強制わいせつ事件~
大久保司町長は農業族で、農家からの信頼はあつい反面、「飲むとだらしなくなる」との声が聞かれ、羽目をはずしている姿も目撃されています。
歌謡ショーへの出席は公務だったのでしょうか?酒を飲んでいたのでしょうか?女性だけでなく、歌謡ショー主催者も町長を告発しているのは何故でしょうか?
真相は、捜査と裁判の過程で明らかになってくるでしょう。
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