公明党の浜地雅一・衆院議員が、民主党の辻元清美議員へヤジを飛ばし、問題となっています。
◆辻元清美議員へヤジ「バカか！」
問題のヤジは、2015年6月19日、安全保障関連法案を審議中の衆院平和安全法制特別委員会で発生しました。
審議中、民主党の辻元清美衆院議員が徴兵制について質問したところ、公明党の浜地雅一衆院議員が「バカか！」とヤジを飛ばしたということです。
浜地議員は事実を認め、辻元氏の事務所を訪ねて「申し訳ない」と謝罪しました。
（浜地雅一 衆院議員・画像）
◆浜地雅一・衆院議員の罪と罰
浜地議員は、国会の特別委員会上で、質問に立っていた民主党の辻元清美衆院議員に対し「バカか！」とヤジを飛ばしています。
国会の委員会において、議員が秩序を乱す行為をした場合は、これを警告・制止する権限が委員長にあり、従わない議員は発言禁止や退場を命じられることになります。（国会法第145条）
また、抽象的な言葉で、公然と人を侮辱する行為は、刑法第231条の「侮辱罪」に該当し、法定刑は拘留（30日未満）または科料（1万円未満）が科されます。
ちなみに国会議員には、国会の会期中は原則として逮捕されないという「不逮捕特権」があります。
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◆まとめ
国会のヤジについては、「ヤジは国会の華」とする肯定派と、「国会の品格をなくし、議事を妨害する」とする否定派と存在します。
否定派の中には、「ヤジ禁止」を国会ルールとして盛り込む動きもあるようです。
相手の人格を傷つけるような「悪いヤジ」は論外ですが、発言者がヤジられても仕方がない状況に喝！を与える「良いヤジ」があるのも事実です。
あまりルールで抑え込むと、活発な議論の呼び水となっている「良いヤジ」まで駆逐されてしまい、ますます議論が盛り上がらない、国民にも注目されない国会となってしまうのではないでしょうか？
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