27歳母親と6歳息子を殺害し相模湖周辺に埋めた男女の罪と罰

2015年6月24日、神奈川県の相模湖周辺から、母子と見られる遺体が発見されました。

◆27歳母親と6歳息子を相模湖周辺に埋める

遺体は、2012年ごろから行方不明となっていた、当時27歳の母親と6歳の息子と見られます。
母子は、東京・新宿区内のマンションに住み、母親は接客業をしていました。
母子と連絡が取れなくなったことを不審に思った母親の父親が、2014年12月に警視庁に相談し、事件が発覚しました。

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◆母子を殺害し埋めた男女の罪と罰

警視庁は、母親と交友関係にあった、20歳代の男女を死体遺棄容疑で逮捕しました。
人間の遺体を葬儀など行わない状態で放置する行為は、刑法第190条の「死体遺棄罪」を構成し、法定刑は3年以下の懲役となります。
また、男女は母子を殺害した可能性もあるでしょう。
人の生命を奪う行為は、刑法第199条の「殺人罪」を構成し、法定刑は死刑または無期もしくは5年以上(20年以下)の懲役となります。
「死体遺棄罪」と「殺人罪」は併合罪の関係に立ち、両方の罪が成立します。

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◆過去の類似した事件の判決

過去の類似した事件としては、2006年に大阪で発生した、いわゆる「一斗缶事件」が上げられます。
この事件で、事件当時52歳だった父親は、消費者金融からの借金を生命保険の解約で返済したことを妻に知られたことから、当時46歳の妻と21歳の大学生の長男を殺害し、一斗缶に入れて遺体を遺棄したとされました。
大阪地裁は公判で、「遺体を解体した上で一斗缶に入れて遺棄するという異常な行動を取るのは、死なせたことを隠すためと考えなければ合理的に説明がつかない」と指摘しました。
判決は、長男への殺人罪と妻への傷害致死罪を認定し、無期懲役の求刑に対し、懲役28年の実刑判決を言い渡しました。

◆まとめ

逮捕された男は、東京・世田谷区に住む被害女性の元交際相手ですが、逮捕された女は、静岡県に住む農業従事者でした。
この2人と被害女性の関係はどういうものだったのでしょうか?なぜ、事件は起きてしまったのでしょうか?
何があったか知りませんが、大人たちの醜い争いに子供を巻き込んだことは許せません。
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