井坂孝行《画像》常陸太田市議の罪と罰?プレミアム付商品券問題

茨城県常陸太田市の市議会議員が、プレミアム付き商品券を不適切に購入していたとして、辞任しました。

◆プレミアム付き商品券問題

問題となっているのは、常陸太田市が1セット1万円で販売し、1万2000円分の買い物ができる「プレミアム付き商品券」です。
20%のリターンが期待でき、多数の購入希望者が見込まれるため、1人当たり5セット(6万円分の買い物ができる)の購入上限が設けられていました。
しかし、常陸太田市議の井坂孝行議員(61)は、購入上限を大幅に超え、75セット(90万円の買い物ができる)の商品券を購入していた事が分かりました。
井坂市議は、「自分を含めた家族5人分(25セット)」「知人分を代理で購入(25セット)」「家族が知らないうちに重複して購入していた(25セット)」と釈明しています。
しかし、75セットを市内の自動車販売会社に持ち込み、商品券で車を購入しようとして、会社側に拒否されていました。
150816_井坂孝行市議・画像.jpg
(井坂孝行市議・画像)

◆井坂孝行・常陸太田市議の罪と罰?

井坂孝行市議は、代理や家族名義と偽って商品券を不適切に購入し、その商品券で車を購入しようとした疑いがあります。
人を欺いて、財産上不法の利益を得たりする行為は、刑法第246条の「詐欺罪」を構成し、法定刑は10年以下の懲役となります。
なお、詐欺罪は刑法第250条により、未遂も罰せられます。
詐欺未遂罪の法定刑は本罪(詐欺罪)と同じですが、刑法第43条により、裁判官が刑を軽くすることが可能です。

スポンサードリンク

◆井坂孝行・常陸太田市議の経歴

井坂孝行市議は、茨城県立水戸農業高等学校卒業後、常陸太田市役所に就職し、産業部長などを歴任しました。
2013年5月の市議補選に立候補し初当選しています。
現在2期目で、自由民主党の党派に所属。市議会では産業建設委員会に所属していますが、瑞竜中学校のPTA副会長を務めるなど教育熱心な一面もあります。

◆まとめ

井坂孝行市議は、事態が明るみになる直前の8月14日、市議会議長に「一身上の都合」として辞職届を提出し、受理されました。
事態の幕引きを図ったことは明白ですが、これで責任をとったと考えているのであれば大間違いです。
まずは「説明責任」。記者会見で納税者へ自身の言葉で説明すべきでしょう。
その上で市や警察の調査を受け、法に基づいた責任をとるのが「正しい責任の負い方」というものです。
(関連記事)
【東京・池袋】車で店舗に突っ込み死亡事故・運転の医師の罪と罰
【大阪・高槻】8~15歳女性を殺害し遺体を遺棄した犯人の罪と罰

コメント

  1. とし より:

    ばっかじゃないの!
    議員なんて自分の利益しか考えないこんな奴ばかり!蹴りをいれてやりたい!

  2. トンボ より:

    残念ながら議員も弱い人間であることを前提に、メディアや
    私たち国民がチェックしていかなければならないでしょう。

タイトルとURLをコピーしました