大阪で中1男女が犠牲となった事件で、犯人とされる「Y」は依然「同乗者がやった」と容疑を否認しています。
今回は、Yの行動を時系列にまとめ、事件を分析したいと思います。
◆2015年8月11日
東京電力福島第一原発事故の除染作業員として、福島県内で働くYは、お盆休みで地元・寝屋川に帰省しました。
東京方面から車で関西に入り、「いつも福島から帰って来たら寄る久御山のセルフのスタンド！！」と、事件に使われたシルバーの軽ワゴン車の写真をFBにアップしています。
午後6時29分、寝屋川に着いたYは、京阪電鉄・香里園（こうりえん）駅の写真をFBに投稿し、こう書き込みました。
「やっぱ、地元最高です！！ 帰って来たなぁ～って感じ！！」
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◆2015年8月13日
Yは、この日の朝、犠牲となった中学1年生の男女を自分の軽ワゴン車に乗せ、殺害し、少女の遺体を高槻市の物流センター駐車場に遺棄したとみられています。
◆2015年8月14日
午前11時37分、Yは、何事もなかったようにFBに「暑～！！ 早ければ今夜にでも大阪出発するので最後の大阪を満喫！！」と書き込み、通天閣など6枚の写真を掲載しました。
しかしYはこの日、知人の男性に電話をかけ「大変なことをしてもうた」という話をしています。
知人男性が「大変なことって何したん？」と尋ねると、それ以上、Yは何も言いませんでした。
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◆2015年8月15日
大阪から福島に戻る途中、午後9時頃、千葉市・幕張のカレー屋を訪れました。
FBにカレーの写真をアップし、「やはり期待を裏切らない美味さ！！」と記しました。
◆2015年8月16日
知人の話によると、この日Yは大阪で知人に会っています。
この話が本当であれば、Yは千葉から大阪に引き返し、福島には戻らなかったのでしょうか？
知人と会った時、Yから事件の話はなく、知人が「何をやばいことしたん？」と尋ねても、やはり何も答えませんでした。
この日知人は、Yが運転するシルバーの軽ワゴン車に乗りましたが、Yの落ち着かない様子をこう話しています。
「窓を開けたり閉めたりして、後ろを気にするような感じ。慌ててミラーと自分の首で（回して）後ろ確認していました、いろいろと」
◆2015年8月21日
午前1時15分、警察は、大阪市北区堂山町でYの車が発見し、密かに尾行を開始します。
Yはその後、柏原市内の、少年の遺体が隠されていた竹林へ入ります。
その後、いったん自宅に戻りますが、再び車で大阪市城東区へ移動。
信号待ちをしていたところを警察の捜査車両でふさがれ、午後8時22分、逮捕されました。
◆まとめ
事件前後の約10日間の足取りを追いましたが、Yの不安定な心の揺れ動きが感じて取れます。
Yは本当に大阪が好きなのでしょう。
しかし、大好きな大阪で起こしてしまった凶悪犯罪は、大阪の評判を落としてしまうものにほかありません。
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