【バングラデシュ】日本人男性を射殺したISメンバー3人の罪と罰

2015年10月3日、バングラデシュ北部のランプルで、日本人男性が射殺される事件が発生しました。

◆日本人男性が射殺される

被害にあったのは、岩手県に本籍を持つ、66歳の日本人男性です。
男性は、バングラデシュ在住で農業関係の仕事に携わっていましたが、バイクに乗った3人組の男らに銃撃されました。
現地の警察は、男性の自宅オーナーら4人を、すでに拘束したとの情報があります。

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◆ISメンバーの罪と罰

今回の事件について、「イスラム国」を名乗る組織が犯行声明を出しているようです。
他人の生命を奪う行為は、日本の刑法第199条により「殺人罪」を構成し、法定刑は死刑、または無期、もしくは5年以上(20年以下)の懲役となります。
本件は、日本国外で発生した、外国人による犯行ですが、刑法第3条の2により、日本の刑法による「殺人罪」は適用可能です。
当然、バングラデシュにも「殺人罪」を取り締まる法律はあるので、犯行グループは両国の法律で裁かれることとなります。

◆過去の類似した事件

過去の類似した事件としては、2015年1月に発覚した、ISILによる日本人拘束事件が上げられます。
《日本人拘束事件に関する記事はこちら!》
日本政府がイスラム国から人質を救出・解放する3つの手段とは?
この事件で、ISのメンバーは日本人2人を人質に取り、身代金を支払わなければ殺害するという趣旨の動画をネット上に公開しました。
日本政府は、身代金の支払いを拒否する一方で、人質解放に向けて交渉を重ねましたが、人質は相次いで殺害されました。
この事件では、警視庁と千葉県警が、「人質による強要行為等の処罰に関する法律」違反の疑いで捜査を行っていますが、起訴(事件化)できたのかは分かりません。

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◆まとめ

バングラデシュでは最近、イタリア人男性が殺害され、イスラム国が犯行声明を出していました。
バングラデシュの国旗は、日の丸に似ており、国旗制定時には日本を参考にしたとも言われています。
このエピソードからも分かる通り、大変な新日国家であり、日本も積極的に支援してきた国家です。
今回の事件が、この友好関係に悪影響を及ぼさないことを願います。

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