北海道で7歳の男児が行方不明になっていた事件は、6日ぶりに救出されました。
男児の発見は何よりですが、今回は、空白の6日間に関する疑問点を考えたいと思います。
1.小屋に入った時期の疑問
行方不明中の6日間に関する最大の疑問点は、男児が陸上自衛隊の小屋(廠舎・しょうしゃ)に入った時期でしょう。
男児の証言では、両親に置き去りにされた28日の夜、小屋に入ったことになっています。
一方、陸自の証言では、この小屋を5月30日の午前中に点検。
この際は、内部に男児の姿はなく、マットも整頓されていたということです。
この時、男児が小屋の中や外に隠れていたか、点検者が見落とした可能性もありますが、疑問は残ったままです。
《イメージ画像》
2.小屋の施錠の不思議
小屋と言えば、施錠に関しても疑問が残ります。
小屋にはカギのついた扉が3つあり、男児はたまたまカギをかけ忘れていた扉から中へ入ったとされています。
小屋に入れなければ、男児はおそらく助かっておらず、陸自の管理ミスが招いた奇跡と言えるでしょう。
しかし、偶然にしては出来過ぎという疑問を持つこともできます。
そもそも自衛隊は、「5月30日の点検時から6月3日の男児発見時まで施錠されていなかった」と話しています。
行方不明当日の28日は、施錠されていたという立場です。
これが本当であれば、男児は施錠されていた小屋の中に入ったことになり、矛盾は残ったままとなっています。
3.演習場へ向かった不自然さ
最後の疑問点は、両親に置き去りにされた男児が、演習場の方向へ向かった事です。
男児の姉は「(男児は)山の方へ行った」と話しており、私の認識が正しければ、男児は自宅や麓(ふもと)とは逆方向へ進んでいます。
一方、男児は、小屋に入るとマットで暖を取り、動かずに体力の消耗を抑えたことなどが「本能のなせる業」と称賛されています。
そうであれば、置き去り時に「帰巣本能」は働かなかったのでしょうか?
麓の方向ではなく、山の方向を目指した理由は、何だったのでしょうか?
まとめ
ほとんどの国民は、男児の無事を心から喜んでおり、「あとは、そっとしておいて上げて」と、マスコミに注文を出す人も少なくないそうです。
確かに、男児の生還は「最高の結果」であり、お祝いムードを壊す気はサラサラありません。
ただ、ひとしきり喜んだあとには、一連の事件を検証する必要もあるでしょう。
まだ、私たちが知りえていない情報が潜んでいる可能性もあります。
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