2022年4月29日、宮崎県日南市で、4歳の男の子が砂に埋まって亡くなる事故が発生しました。
今回は、この事故が起こった経緯や理由を分析します。
◆事故の経緯
午後4時ごろ
宮崎県日南市伊比井(いびい)のダイヤモンド伊比井砂浜で、「子どもが砂に埋もれている」と通行人から119番通報。
午後5時15分
消防や警察などが駆けつけ、男児を救出。
午後6時30分すぎ
搬送先の病院で死亡が確認。
◆事故の状況と原因
男児の死因は、窒息死でした。
大変痛ましい事故ですが、どういう状況だったのでしょうか?
- 地表から2~3メートル下で見つかった(共同通信)
- 男児が徐々に埋まっていく様子を目撃した人がおり(産経新聞)
- (男児は)消波ブロックと砂浜の間から見つかり(読売新聞)
消波ブロックとは、海岸や河川などの護岸や水制を目的に設置するコンクリートブロックです。
「テトラポッド」と言う方が分かりやすいでしょう。
今日は新潟は糸魚川市まで講演に行ってまいりました。お越しくださった皆様ありがとうございました。小学生の女の子、名前をちゃんと聞き取れなくてごめんなさい。でもいろんな人とお話しできてよかったです。
消波ブロックが美しい。この海の先には佐渡がある。#伊沢講演会 pic.twitter.com/CZiqpXaJtl— 伊沢拓司 (@tax_i_) August 22, 2021
複数の記事を整理すると、テトラポッドが砂に埋もれていて、落とし穴のようになっていたのではないでしょうか。
そこに男児が転落した後、崩れてきた砂に埋まったのだと思われます。
しかし、テトラポッドというのは、その隙間が波のエネルギーを分散させるものです。
砂に埋もれていては、その効果が発揮できないのではないでしょうか。
今後、ダイヤモンド伊比井砂浜の管理状況が取り沙汰される可能性があります。
◆家族
亡くなった男児は、秋田県にかほ市在住。
平成の大合併により、旧3町(仁賀保町、金浦町、象潟町)が合併して誕生した「市」です。
この日は、母親と知人と3人で、旅行で日南市を訪れていました。
父親は一緒ではないので、そこには何か理由があるのかもしれません。
◆まとめ
今回は、宮崎県日南市で発生した死亡事故について記録してきました。
亡くなられた男児のご冥福をお祈り申し上げます。
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