奈良天理・女児虐待死事件の『家族』~工員の父親、母親、長男、長女

児童虐待

2017年6月8日、奈良県天理市に住む男が、長女を虐待死させたとして逮捕されました。

この町に住む家族に、いったい何があったのでしょうか?

◆奈良天理・女児虐待死事件

この事件は、2016年12月19日午後5時~10時35分の間に発生。

奈良県天理市櫟本(いちのもと)町にある自宅で、父親が長女を虐待して死亡させたものです。

搬送先の病院が県中央こども家庭相談センター(児童相談所)に連絡し、センターが県警に

虐待の疑いがある

と通報して事件が発覚しています。

◆24歳父親の職業は?

この事件で奈良県警捜査一課と天理署は、24歳の父親を傷害致死容疑で逮捕しました。

傷害致死罪は、刑法第205条により次のように定められています。

第205条
身体を傷害し、よって人を死亡させた者は、3年以上の有期懲役に処する。

24歳の父親は、自宅で長女の体をつかんで前後に揺さぶり、部屋の壁に頭を打ち付けるなどの暴行を加え、死亡させた疑いが持たれています。 

父親は、

頭を2、3回壁にぶつけた。ストレスがたまっていた

と容疑を認めているということです。

この父親の職業は「工員」と報道されています。

本人と見られるFacebookによると、父親は奈良市の出身で、奈良県立二階堂高等学校に在学していました。

◆26歳の母親

この家族の母親は26歳。

事件当時、母親は長男と一緒に隣の部屋にいたということで、

子どもがぐったりしている

と119番通報したのも母親でした。

しかし、ネット上でも指摘されていますが、夫が娘を虐待している時に、母親は隣の部屋で何をやっていたのでしょうか?

攻撃対象が自身と長男に向かわないように、必死に身を隠していたのでしょうか。

長女は泣き叫んで、母親に救いを求めていたのではないでしょうか?

◆2歳の長男

犠牲となった女の子にはお兄ちゃんがいて、年齢は2歳。

父親のFacebookを見ると、まだ赤ん坊の長男を抱き抱える父親の姿があります。

まだこの頃は、悪魔に魂を売ってはいなかったのでしょう。

◆生後5ヶ月の長女

今回の事件で犠牲となった長女は、まだ生後5ヶ月の女の子でした。

死亡原因は、急性硬膜下血腫による脳浮腫。

病院に搬送されて2日後の12月21日に、亡くなっています。

◆まとめ

長女が天に召された数日後は、クリスマス。

長女はもちろん、長男にもサンタのプレゼントは届けられなかったことでしょう。

父親の逮捕で事件は一区切りついたので、長男の生活に早く平穏が訪れてくれればいいと思います。

今年のクリスマスには、長男と長女のもとにプレゼントが届けられるでしょうか。

コメント

  1. シャオ より:

    天理教の信者の方の事件かどうかも分からないのに、わざわざ宗教都市と書いたり、天理参考館の建物の絵を載せるのはどうかと思いますよ。悪意があるように感じます。

    • カゲロウ より:

      コメントありがとうございます。
      ご指摘のとおり、誤解が生じやすい内容となっていたので、
      画像および文章の一部を変更いたしました。
      ご迷惑をお掛けいたしました。

      • シャオ より:

        しっかりと対応して頂き、ありがとうございます!
        このような残虐な事件が少しでも無くなったらいいですね。

        • カゲロウ より:

          コメントありがとうございます。
          くしくも6月15日、狭山の虐待事件の判決が出ました。
          懲役13年というのが適切なのか、誰も分からないと思います。
          シャオさんがおっしゃる通り、少しでもこのような事件が無くなることを望みます。

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