2017年7月、北海道で旅行する中国人女性が行方不明になっています。
小学校教師だったという女性に、いったい何があったのでしょうか?
◆北海道・中国人女性行方不明事件
北海道で行方不明となっているのは、26歳の中国人女性です。
女性は中国・福建省の小学校教師ですが、7月18日から25日までの予定で、1人で北海道を訪れていました。
22日の朝、中国人女性はスーツケースを置いたまま札幌のゲストハウス出発。
22日の午後、JR釧路駅構内の防犯カメラに改札を通る危さんとみられる女性の姿が映っています。
女性は釧路駅からバスで阿寒湖温泉に向かって1泊。
23日午前7時半にホテルをチェックアウトし、約2時間後、ホテル近くのコンビニの防犯カメラに、似た女性の姿が映っていました。
また、そのコンビニ近くのパン店で、似た女性がパンを購入するのを店長が目撃しています。
◆中国人女性の父親
22日の午後5時半ごろ、行方不明の中国人女性はSNSで父親にメッセージを送っています。
女性「安全に宿に帰るよ」
父親「きょうは早かったね」
女性「うん」
女性は父親に、北海道は楽しいところだと言っていたそうです。
女性の父親は、7月28日の夜に来日し、北海道へ到着。
7月29日午前11時ごろ、頭を深々と下げて警察に入り、これまでの経緯を聞きました。
父親は、
警察の方々や領事館からのいろいろなサポートを頂き、心から感謝しています。ぜひ良い結果を心待ちにしており、娘を連れて帰りたい
と語りました。
実は、札幌市のゲストハウスには、これまで両親への感謝を述べた手紙が残されていました。
手紙の一部には、家族に別れを告げるような内容も書かれていたということです。
中国人女性の父親は、ゲストハウスに残された手紙を見て、
娘のだと思う
と話しています。
◆中国人女性の母親は?
行方不明の中国人女性の母親は、メディアに登場しません。
しかし、父親は親せきら3人と来日しているようなので、母親も来ているのかもしれません。
母親として娘の無事を、切に祈っていることでしょう。
◆まとめ
行方不明となった中国人女性は、小説家・渡辺淳一さんのファンであったということです。
渡辺さんの作品には、「阿寒湖に果つ」という小説があり、これは天才少女画家と呼ばれた女性が阿寒湖で自殺する話。
しかもこの小説は、渡辺淳一さんの高校時代の同級生がモデルとなっており、実話小説的な側面も持つのだそうです。
警察の捜索が、早期に実を結ぶことを願っています。
コメント
以前からこの記事の続報でお伝えしたかった事ですが、この行方不明だった中国人女性は8月27日に北海道釧路市の砂浜にて死後1ヶ月の遺体で見つかり、その遺骨が家族とともに故郷に戻った事を北京時間が4日付で伝えたそうです。
「誰かに呼び出されて○害されたのではないか」という可能性等もあったといいます。
コメントありがとうございます。
最悪の結果となってしまいましたが、せめて悪い事件に
巻き込まれたのでなければ良いと思います。