2018年5月13日、千葉市の飲食店で一家4人が包丁で切られる事件が発生しました。
この家族に、一体何があったのでしょうか?
◆千葉・一家4人殺傷事件
事件は、千葉市稲毛区小仲台2丁目の居酒屋「三代目浜包丁稲毛店」で発生。
5月13日午後午後6時40分ごろ、店を予約していた大人3人子供2人の計5人が来店し、個室に入りました。
それから約10分後、男1人が突然、所持していた包丁を振り回し始めます。
悲鳴に気づいた店長と他の客らが協力して男を取り押さえ、殺人未遂容疑の現行犯で常人逮捕(じょうじんたいほ)しました。
「常人逮捕」とは、明らかに犯罪を犯した犯人を、一般人が逮捕できるという仕組みです。
警察官が駆け付けるまでは、犯人を捕まえておく必要がありますからね。
店の刃物が奪われたことは確認されておらず、包丁は男が持参したと見られています。
◆6歳女児は死亡
この事件で、個室にいた6歳の女児が背中を刺され、意識不明の重体になっていましたが、死亡しました。
死因は出血性ショックでした。
頭部を負傷していたという情報もあるため、複数個所切られたのかもしれません。
◆1歳女児は容体不明
凶器は、その場にいた1歳の妹にまでも向けられています。
1歳の女児の容体は分かっていませんが、命に別状はないようです。
◆40代の父親
犯人は、最初に女児たちの父親の太ももを切りつけ、次に6歳女児、続いて母親の上半身を切りつけています。
40代である父親は、
“妻の兄が沖縄から出てきたので、一緒に食事をしていたら、突然、大声を出して切りつけてきた”
と話しています。
なんと、犯人は親類だったのですね。
父親のけがの程度は重いということです。
◆40代の母親
今回の事件で、40代の母親も上半身を切り付けられ、重傷を負っています。
犯人は、自分の妹である母親にまで手をかけたということになります。
◆犯人は母親の兄で元市議?
犯人の男は警察が駆け付けた時、
“あー。おー”
と叫び、連行されるときは上半身が裸だったということです。
警察の調べに対し、男は意味の分からない話をしているそうです。
犯人は「30代から40代くらい」と報道されていますが、母親の兄ならば40代ということになりますね。
また犯人の男は、46歳の元千葉市議会議員という情報もあります。
◆まとめ
現場は、JR総武線稲毛駅東口から東に約150メートルにあるビルの2階で、周辺は飲食店や商店が並んでいます。
駅周辺を行き来する人が多い中、複数の救急車やパトカーが出動したため、辺りは一時騒然となりました。
千葉市議という立派な職務をこなし、沖縄へ渡っていた犯人の男が、ふたたび千葉で起こした凶悪事件。
原因は家族の揉め事なのか分かりませんが、少なくとも、6歳と1歳の幼子にまで手をかける必要はなかったはずです。
犠牲となった女の子のご冥福をお祈り申し上げます。
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